1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:学び合いの場

「IT環境の変化とマーケティング」 まつもとメモ

1.ある企業の経験 営業マン同士で成功失敗を共有化するネットワークをつくり、共有化することによって、自己組織的なアイディア開発が進んだ例。
2.IT社会の情報の流れは、タテからヨコへ変化、これからはヨコ・コミュニケーションをどう活用していくか。
3.バーチャルとリアルの関係が問い直される。並行的関係が大切では。バーチャルとリアルを行き来する。
4.IT化と同時に身体感の回復がテーマになるのでは。身体感の回復とは、生命体としての身体、変容体としての身体、運動体としての身体、回復体としての身体など。
5.ツイッター、フェイスブックをプラットフォームにして、新しいネットサービスが生まれてきている。フォースクエアなど。
6.ソーシャルメディアは参加型が原則。チェックイン、いいね、など。
7.ゲームの楽しさが、ソーシャルネットワークに影響を与えている。ビジネスの世界にも浸透。
8.ゲームフィケーションの参考になる本として「幸せな未来はゲームが創る」
サイエンス、マーケティング、経営にもゲームが有効だとの事例がのっています。「ゲーミフィケーション」井上明人著(NHK出版)もヒント多数。

【参加者のコメント】
O氏:ソーシャル化する個客マーケット、無限の広がりを見せるBig DATA(何かできるかまだ途上ですが・・) 企業のマーケティング担当者は、何を頼りに顧客接点を強化するか?モノがあふれている時代にいかにコト化して売るかという時代に、ゲームの要素を取り入れてコト化してみる。ICTをうまくツールとして活用し、目的に対していかにプラスαの世界を気付けるか?愛情のあるマーケティング活動ができると日本の未来も明るいですし、世界に誇れる日本発のマーケティングアプローチになるかもしれません。

E氏:IT環境の変化は、やはり「身体性の再認識」がキーワードになっていくのではないかと考えています。心理学で、表情>しぐさ>音声>文字 というように、情報や感情の伝わりやすさが表現方法によって異なるという知見がありますが、だんだんと(とくにネット上の)文字情報のあいまいさや不確かさを肌で感じ始めている人が増えてきているのが現状のように思います。
いまエンターテインメント業界はこれまでにない形の声優ブームがやってきています。 声優さんがどんどん露出するようになり、声の魅力が一般的に広まり始めました。カーナビなどの音声ガイダンスを声優がつとめ、声優ファンが購入して使っているという話も耳にします。 これから高齢化社会がますます深刻になるにつれて、文字よりも音声に頼るケースが多くなるとするならば、せっかくなので自分の好きな俳優さんや女優さんの声であれこれ解説してもらったほうがうれしいな、と感じるユーザーはでてくるかもしれません。