配信日:2016年6月14日
「新商品開発・ヒントビット」第164号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■164○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2016年6月14日(火)
ベンチマーク再考
1970年代米国を中心に成果を上げた経営手法です。業界の成功企業の成功要因の本質を分析、把握し、自社のヒント、参考にしていく方法です。ポイントは、他業界、異業界の成功要因の成功の“本質”を見抜くこと。商品開発の分野でも、ナンバー・ワン商品、ロングセラー商品、高付加価値商品のベンチマークは大きなヒントになる。成功は異質な情報を組み合わせること、組み合わせるヒント情報が得られるのでは。
6月19日から30日まで、ホーチミン、ハノイに行ってきます。マーケティングセミナー、起業塾、スタートアップ相談、日系企業の集まり、マーケット探検。毎日の情報をFacebookで発信します。
【伝言】
◆第136回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2016年7月7日スタート 1983年から33年目に入ります。4千人近くの商品企画・開発・研究の方々が学びました。
商品開発プロになるための実践練習場です。
“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第164号
1.「グローバル イズ ローカル」
地域密着のローカル店、究極な個店しかグローバル競争では勝てない。2014年、ファーストリテイリングの標語。
2.サブスクリプション 広がる会員制「使い放題」
会員制で月額固定の費用をとるビジネス。「モノを売る」から「毎月サービスを提供する」へ顧客に提供する価値を変える。音楽や動画が見放題、聞き放題の定額モデルにどんどん移行している。
3.アドラー心理学
全ての悩みは対人関係にある 周りからの承認・評価ではなく、周りに対する貢献をする。自己的から利他的へ、が人間関係を改善する。
4.過激
「女房と子供以外は全て変えろ」サムスン会長イ・ゴンヒ。過激だがそれだけ変化を生むのは難しい。
5.大麦
腸内環境改善が期待できる食材として大麦が脚光を浴びている。
6.技術と感性を結びつけると大きな飛躍ができる。井深大語録
古い本(1994年出版)ですが、「井深大語録」を読んでみた。経営・創造の原点があった。
7.ロジックとマジックの融合
ロジックだけでは飛躍が出来ない。マジック(驚かせる)を入れてみよう。
8.キャッチフレーズ
パッケージに「なぜ買うのか」のメッセージを載せる。
9.国産比率を高めるツインバード
大量安価から、ニーズの変化に対応し、高付加価値を高めるには逆流が必要。
10.ドームハウス
発泡スチロールの家が面白い。新しい空間の創造。
11.箸
箸を使って、いろいろ口中で混ぜながら食べる、口の中で味を整える食べ方。日本の食文化の根っこでは。
12.リーダー不在の集団内で
脳神経科学の実験によると、コミュニケーションに長けた者は、自分と相手の脳波に強い同期(シンクロ)を引き起こし、リーダーに選ばれるという。
13.絵本で学ぶマーケティング
「はじめてのマーケティング」神戸大学小川進教授著。幼稚園児にマーケティングを教えたい、読んでみよう。
14.「AbemaNews」
無料のインターネットテレビ局。大きいことより、小さくスピードの速さが魅力では。今後の発展に興味。
15.新プロジェクト
「今、我々は商品を作って販売する従来の小売業のビジネスモデルを否定することに取り組んでいる。消費者の要望で商品を短期間で作って届けるプロジェクトを立ち上げた。そのためのITや物流のシステムは揃っている。」柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長