配信日:2011年6月21日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第289号 Table of Contents □■
◇マツモト・新商品開発ミネラル
『勇気を奮って変わろう』
『付加価値高め売価維持』
『ちゃんとやろう』
『中国、高齢化急ピッチ』
『現代人という生物』
◇伝言
◆第112回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
8月25日(木)スタートです。
<顧客創造型新商品開発>をめざす"これから"の新・商品開発セミナー
商品開発を実践的に、深く学ぶ『場』です。
6月21日(火)
9月、10月で外へ行ってきます。9月17日から24日まで、GNH国民総幸福量を掲げている、ブータンに行ってきます。5年前からの念願で、幸福の一端を見てきたいと思っています。学校、民家訪問も考えています。学校訪問時には何かお土産をもっていきたいと思っています。パイロットのフリクションを持っていったら喜ぶのでは。クレパスもいいかも。検討中。
10月18日から、日本オリエンテーション客員研究員の人と中国のいまを見に行ってきます。いま急速に成長している成都(イトーヨーカ堂見学、バイヤーの方と会えるとうれしいですね)上海経由で、上海の課題とこれからを聞いてきたいと思っています。アドバイスがあればよろしくお願いします。
■『勇気を奮って変わろう』
★気づき
事業方針や組織体制について、会社が大きくカジを切る際、最大のポイントとなるのが、社員の意識改革です。「たとえば、トヨタ自動車は自動車がなくなったらどうするのか。新日本製鉄は鉄がなくなったらどうするのか。それに匹敵するほどの危機にわが社は直面している。このままでは座して死を待つだけだ。そんな状況の中で君たちは何をやっていくのか」人は誰しも、人生の岐路に立たされることがある。まさに決断という時に、最後に背中を押してくれるものは、自分の中にある勇気ではないでしょうか。情勢を分析し、一つの理論に達したとき、リスクを恐れずに迷いを振り切って踏み込むときに必要な力こそが勇気なんです。
富士フィルムホールディングス社長 古森重隆氏
日経新聞2006.11.27
★コメント
勇気を持つ。美学なのかもしれない。勇気の美学を持ちたいですね。持ち続けたいですね。
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■『付加価値高め売価維持』
★気づき
空前の原油高問題に直面するユニチャーム。その対策は3点。
1.素材メーカーと協力し、品質・機能を維持しながら原料使用量を減らす。
2.原料の共通化で在庫圧縮。
3.製品開発初期段階から安価な原料を使用する設計。単なる値上げや容量削減の実質上の値上げではなく、製品の品質や機能を高める。通常製品より3割高い「ムーニーマン 汗スッキリ」も市場シェア4位を獲得するにいたった。
日経MJ2006.08.13
★コメント
基本は価格を上げるか下げるかではなく、消費者にとってのコストパフォーマンスを高めることです。価格を上げるならそれ以上のパフォーマンスを高める知恵を出すことです。
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■『ちゃんとやろう』
★気づき
53歳になってすごく年齢を意識しだした。「ちゃんとやろう」とか、「出来ないはずはないだろう」って思う。残ったのは生身の自分だけ。自分を支えるのは自分だけ。今そこまで追いつめられているからこそ、年齢にこだわる人が増えているのでは。いろいろなものが不確かだけど、人の年齢だけは確かなもの。他に人を言い当てられるような言葉がなくなっちゃたから、年齢が「よりどころ」になってしまうのかもしれない。でも、このごろ、「そんなに自分を追いつめなくてもいいよ」という感じがしている。
イッセイ尾形 朝日新聞2006.1.1
★コメント
50代をどう生きるか。定年までの10年間をどう生きるか、大切では。60歳を登りで越えるか下りで越えるか、その後の生き方に大きな影響を与える。私は、皆さんのお陰で良い50代を過ごさせていただきました。感謝。
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■『中国、高齢化急ピッチ』
★気づき
中国、高齢化急ピッチ 人口13億人突破、一人っ子政策ひずみ噴出 出生率は1970年の5.8から1.8前後まで低下。食料生産を考えると人口は上限16億人、最適は7億人。国連の予測では2030年に14億5千5百万人でピーク。他の先進国では100年かかった社会の高齢化現象が中国では20年足らずで出現。上海など都市部では出生率がすでに1.0をきっている。男女比の偏りも拡大、2000年では女児100人に対して男児は119.92人。
日経新聞2005.1.7
★コメント
中国の高齢化、ひとりっ子政策の問題点が2005年以前から指摘されている。2005年以降どのような対策が取られてきたのか見えない。これからの中国の大きな課題です。
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■『現代人という生物』
★気づき
人間のリスク行動研究のため殺人の調査分析もした。
「年齢、性別で見て最も殺人を犯しやすいとされるのは10代後半から20代の男性です。動物のオスはメスを獲得するため、繁殖の開始直前に自分の強さを見せないといけない。人間でいうと20代前後の時期。この時期に殺人が多いのは世界共通の現象で、他の哺乳類も繁殖直前に闘争で死ぬケースが多い」「でも不思議なことに戦後の日本はその年代の男性の殺人が減っている。なぜなのか。高学歴が進み、年功序列と終身雇用が広がったことが大きな要因でしょう。高学歴は将来への投資。だから若い時にバカなことをしてはいけない。無謀なことはできないのです。今、終身雇用が崩れ始めているから今後はまた若者の殺人が増えるかもしれません」
総合研究大学院大学教授 長谷川眞理子氏
日経新聞2008.5.29
★コメント
人間も生物の一種を自覚しなければ。何か分からない行動が生じた時は、人間も生物なんだとの視点で見ると見えてくるのでは。
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◆土日朝一番の映画
「愛の勝利を」監督マルコ・ベロッキオ 主演ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
ムッソリーニとイーダの愛。イーダの狂気迫る一途な愛、そして子どもへの愛。歴史的に葬られていたムッソリーニとイーダの愛。これは歴史の物語なのか、愛の物語なのか。
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「バビロンの陽光」モハメド・アルダラジー監督
静寂と感動の映画でした。フセインが倒れた3ヶ月後、クルド人の祖母と少年が父を捜しに行く途中いろいろな人たちとの出会い。許す心がイラクの希望につながっている。ラストが悲しい。祖母の凛々しさが輝いていた。おすすめです。
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「アリス・クリードの失踪」監督J・ブレイクソン キャスト ジェマ・アータートン、マーティン・コムストン、エディー・マーサン
3人の俳優だけの誘拐映画。どんでん返しの連続、監督、3人の俳優、脚本、みんなが素晴らしい。映画の醍醐味満喫。ネタばれ情報を見ないでぜひ。超おすすめです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第289号(2011/6/21) (c) 1999Japan Orientation
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