配信日:2011年10月4日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第296号 Table of Contents □■
◇マツモト・新商品開発ミネラル
『タイトルで本を取る』
『サウスウエスト・エアライン』
『売場優先の開発』
『近未来のネット環境の影響』
『ゲーティド・コミュニティー』
◇伝言 ぜひご検討を
◆第113回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
10月13日(木)スタートです。
<顧客創造型新商品開発>をめざす"これから"の新・商品開発セミナー
商品開発を実践的に、深く学ぶ『場』です。
参加者の事例発表、ミニ演習・ディスカッションを取り入れ、実践的に展開しています。毎回35人前後の参加者がありますが、今回は参加者が少なく苦労をしています。同僚、部下の方々にぜひご紹介ください。
10月4日(火)
今日は、ボクシングの観戦に企業の人と行ってきます。OBPF東洋太平洋ライト級王座決定戦と、日本ライト級王座決定戦。日本ライト級王座決定戦では、同級一位の加藤善孝選手を応援してきます。私も加藤さんに誘われて、69歳にしてボクシングの練習生になり、時間を見つけてジャブ、ワンツー、ワンツースリーなどのシャドーボクシング(これは相手を意識したイメージトレーニング)、ミット打ち、サンドバックをたたいて汗を流しています。腰痛が出てまだあまり参加できていませんが楽しみ一杯です。私にとっては、日常を脱して非日常感を感じ、大変良いリフレッシュになります。非日常体験を皆さんもぜひ。
■『タイトルで本を取る』
★気づき
タイトルで本を取る 「愛されて金持ちになる魔法のカラダ」シリーズで90万部、「小悪魔の女になる方法」35万部、など前ならはずかしいと敬遠されたような大胆なタイトルの本が浸透している。本音をくすぐる目立つタイトル。「今の20代は上昇志向が強いのでマイナスだとは思わない。」(編集者)「私たちの世代は、言わなくとも分かる、という感覚がわからない。いっちゃいけないことは少ないほどいい。全部言った方がラクでしょう、という感じがある。」(編集者)「その上いつも目指すものへの"最短距離"を探している。成功するにはこれ、というような、即効性にひかれます。」「保守的な団塊ジュニアに比べて、それより下の世代は意識を本音でさらけ出せる」(辰巳渚)。15〜19歳の女の子の調査では「人生にとっていちばん大事だと思うものは、愛と金」「考えたって解決しない悩みは考えるだけムダ」「あまりに情報が多く、決まり切った文句の中に自分を当てはめてしまうことの方が簡単」)(博報堂総研がまとめた「10代の全部」ポプラ社)
朝日新聞2006.3.9
★コメント
余分に滋養が沢山あるのに。残念。体はがっちりして見えるが筋肉がぶよぶよ。そんな感じがする。遺伝子の中にも余分な重要な遺伝子があるそうです。余分を大事にしたいです。
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■『サウスウエスト・エアライン』
★気づき
デサウスウエスト・エアラインは機種を1種類にすることによって訓練とメンテナンスのコストを削減。予約を受けないことで、コストのかかる予約システムをカット、食べ物を出さないことで時間とコストを削減、ハブ空港を使わずに小型空港で航空費用を節約。エンターテイメントを導入してプアー感を解消。
★コメント
安くする前に、安くする仕組みの開発が重要。
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■『売場優先の開発』
★気づき
小売店のどの棚の何段目に置く商品なのかを考える。あるスーパーの陳列棚の最下段の棚の高さは55p、2段目なら28p。それを考慮した上で、商品の高さ、幅、デザイン、回転率まで検討する。
★コメント
売り場発想から、買い場発想へ。顧客の立場に立った「買い場」研究と商品開発が連動することが大切。ヴィレッジバンガード、カルディーの「買い場」研究も面白いですね。「買い場」は消費者のハンティングの『場』では。
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■『近未来のネット環境の影響』
★気づき
テレビのチャンネルを次々変える「ザッピング」がネット端末で当たり前になる。場当たり的に流行を追いかけ、どんなトレンドも長続きしない偶発的な社会になるのでは。
電通生活・文化部長 船田紀明氏
★コメント
携帯が場所をあいまいにし、コンビニエンスが時間をあいまいにしている。あいまい、短命の状況が拡がっている。
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■『ゲーティド・コミュニティー』
★気づき
高いフェンスに囲まれ、守衛が常駐する、ゲートの内側は私道扱い。13,000人の住民の85%が白人、平均年齢は35歳、5人に1人は大学院卒、子供のいる世帯の平均収入は20万ドル。一戸建てはどれも100万ドルを軽く超える。「小世界」は全米で増加の一途にある。現在は5万を超える。退職者向け、富裕者向け、中流者向けのほぼ3等分。こうした増加の背景として「小さな政府」を思考する政治的潮流の中、公的サービスが縮小したことが影響。経済的・社会的格差の拡大は「パブリック(公)」なるものを貧困と同義とした。地域における精神的な繋がりや行政に対する信頼の低下が危惧される中、「セキュリティー」への希求はより切実なものとなり、こうした傾向に拍車をかけている。
渡辺靖 慶応大学助教授
朝日新聞2003.月日不明
★コメント
10年以上前、アフリカに行った時にゲートに囲まれた家々を見ました。ショックでした。セキュリティー問題なのでしょう。階層の分化がゲートハウスとして表れている。新しい「公」をどう再生するか。病んでいる現象では。
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◆土日朝一番の映画
「さすらいの女神たち」監督・主演 マチュー・アマルリック
主演を務める敏腕TVプロデューサー(マチュー・アマルリック)とアメリカの熟女ダンサーのフランス・ツアー。ペーソスがあり、ほろ苦い味がする。ダンサーがチャーミング。お勧めです。
「ライフ 」
6歳の孫とみてきました。あっという間の90分。一つ一つの画像は素晴らしいが一編一編が短く、面白さについていけない。幸四郎のナレーションがちょっと硬い。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第296号(2011/10/4) (c) 1999Japan Orientation
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