1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第353号

配信日:2014年3月4日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第353号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『レオナルド・ダビンチの人間の嘆きの特性』
      『神話』
      『イノベーション!』
      『ホロニック経営』
      『「場面」開発の原則』

<伝言>
第127回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2014年4月17日スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
◆ベトナムでのマーケティング活動を開始しています。相談歓迎。ベトナム市場調査、商品開発、マーケティングプラン、新ビジネスなどの相談が来ています。

2014年3月4日(火)
 春が来る。通勤時の駅までの道沿いに私の好きな3本の木がある。名前もよく分からないが、みな個性的な形をしている。それらの木々がみな芽吹いてきている。自然と接点を持っていると自然の変化を感じる。
 マツモト・商品開発ミネラルも350号、10数年を越えてくるとマンネリ感を感じる。おもしろい発信ができるよう、模索中です。

■『レオナルド・ダビンチの人間の嘆きの特性』
★気づき
 「見ることなく見る、聞くことなく聞く、感じることなく触れる、味わうことなく食べる、筋肉を知覚することなく動く、においを嗅ぐことなく息を吸う、考えることなく話す」

★コメント
 わたしたちの五感は緩慢、あなたは見ていますか、聞いていますか、触れていますか、味わっていますか、筋肉を感じていますか、においを感じていますか、考えて話していますか、感覚を磨く構えを作らなければ。
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■『神話』
★気づき
 近未来の人たちが人間であることを回復するためにリハビリテーションとして、神話の学習をする。神話とは世界に輪郭や意味を与えるもの。

★コメント
 神話は人間の本源的なよりどころ。児童の詩が人の心を洗うのは、そこに永遠の神話が潜んでいるからなのだ。
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■『イノベーション!』
★気づき
 「ありふれたものばかり」「よそが扱っているから」を捨てよ。いかがわしく必要なものではなかったものがイノベーションを起こす。馬鹿なことをやれ、人を挑発せよ。

★コメント
 イノベーションの心構え、ちょっとテンションを高めてチャレンジしないとイノベーションは生まれない。
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■『ホロニック経営』
★気づき
 社内のある部署が組織化の進んだ高いレベルからみると「部分」で、低いレベルからみると「全体」であるようにした組織運営の仕方。A.ケストラーが提唱したホロンという概念に基づいている。全体と個との調和を図るのに適している。

★コメント
 トップディシジョン的経営と、ボトムアップ的経営の融合。組織と個人の両者を活かす経営。もう一度A.ケストラー「偶然の本質」を読み返してみると新しい風が吹いてくるのでは。
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■『「場面」開発の原則』
★気づき
1. 誰もが同じように追体験できる、日常的な場面を選ぶ
2. 場面そのものを強調しないで、その場面では自然と働くニーズの方を強調する
3. 一般的場面から入り、個人的な特性により場面を深める
4. 意表を突いた場面も
5. 暗い場面でない明るい場面、一人の場面だけでなく複数の人の場面も
6. 他の場面と矛盾しない場面(ドレッシーにもカジュアルにも)
7. 後で実際に体験してみて、なるほどそうであったと実感で確認できる場面
8. 2つのオケージョンに1つのアピール

★コメント
商品コンセプトを開発する場面開発の考え方。日常的場面だけでなく、非日常的場面を考えてみると面白い効用が発見できる。
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日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第353号(2014/3/4) (c) 1999Japan Orientation
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