1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第359号

配信日:2014年6月17日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第359号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『商品から見た「場面」リストの作成』
      『消費される物語』
      『ソフトベジタリアン』
      『アナリティクス3.0』
      『食譜 料理や飲料の味を数値化』

<伝言>
第128回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2014年7月3日スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
◆ベトナムでのマーケティング活動を開始しています。
日本の大学、大学院を卒業してベトナムで起業している人たちがたくさん生まれてきています。彼らはいろいろな経験を積み重ねてきています。ベトナム企業と提携し、ベトナム、メコン圏市場に進出しませんか。いろいろなご相談、気軽にどうぞ。

2014年6月17日(火)
ラオスのビエンチャンにいます。
ベトナムハノイではベトナム人起業家たちとディスカッション、多様な触発ができて楽しい。新興国のスピードは、ホップ、ステップ、ジャンプ型で早い。ベトナムはASEANの中でどのようなポジションを得て行くのかに興味があります。
製造業ではタイが先行している、なかなかキャッチアップは難しい、ITではシンガポールが先行している、可能性があるのはオフシェアー開発などの受託事業ナンバーワンを足がかりにして、ITでASEAN、グローバルのナンバーワンを目指すのがおもしろいと思います。ハイテク農業も可能性があるのでは。早くキャッチアップ事業から脱却することが必要では。

■『商品から見た「場面」リストの作成』
★気づき
1.その商品で、平均的にもっとも頻度の高い使用方法とその場面(車で自宅から会社までの通勤)
2.きわめて稀なケースだが、その商品が絶対的な効果を持った場面を選ぶ(大きな地震の時への対応)
3.社会的習慣、生活習慣の決まりのような物があって、いつでもその商品が使用されるような場合(家族でドライブに行く)
4.その商品のシズル観、ないしは感覚的魅力がもっとも強く発揮できる場(レースサーキット場での運転)
5.場面に「らしさ」が必要とされ、その「らしさ」を商品が的確に表現できるような場面(豪華なホテルで食事をするのにこの車なんか最高に粋ですよ)

★コメント
場面は商品の魅力を消費者に理解してもらうのに大切であるとともに、新しい効用を開発する切り口になります。希少的場面から考えて、マスの場面に落として見るのもおもしろいと思っています。
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■『消費される物語』
★気づき
 モノ語りの特徴は、自分たちが見たいもの、好ましいものを取り入れる一方で、見たくないもの、不都合なものを排除することができる。つまり虚構です。私たちは物語という虚構を消費しながら生き、社会は虚構に支えられて維持されている。近年物語の作られ方が過剰になっているのは、「私たちの社会」という物語が揺らいでいるから。
高村薫 朝日新聞2014.4.22

★コメント
物語が過剰になり、短期間で消費されています。もっと未来を考えた共感できる物語を作っていかないと長続きしないのでは。10年後の共感できる物語を作りませんか。助っ人しますよ。
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■『ソフトベジタリアン』
★気づき
 スムージーの人気で、丸ごと食べられる野菜への注目が高まっている。野菜を丸ごと食べる「全体食」「ホールフード」。野菜の皮や種、ヘタなどを煮込んで取っただし、野菜のうまみを凝縮した美味しさの出汁「ベジプロス」もクローズアップ。

★コメント
成長の時代はエネルギーを取り込むための肉の時代です。成熟の時代は野菜の時代です。もっと野菜を、ホール、丸ごと生かす提案があると面白いのでは。
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■『アナリティクス3.0』
★気づき
従来型のデータと新たに生まれたビッグデータを融合し、経営に活用。データにもとづいて製品やサービスを改善するようになった。
伊佐山元 WiL共同創業者兼最高経営責任者
日経産業新聞2014.5.20

★コメント
データがリンクして行く時代です。どのようにリンクさせるか、そしてその情報をどう読み解くかのセンス、感性の時代でもあります。情報感性を高めよう。
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■『食譜 料理や飲料の味を数値化』
★気づき
想定される味覚センサーの応用例
1.プライベートブランドの食品や飲料の開発
2.年齢や性別ごとに異なる消費者の好みを調べ、売れ筋のコーヒーの開発
3.各地のワインの味を表示し、消費者の商品選びをサポート
4.各国の味の好みを調べ、食品メーカーの海外展開に生かす
5.見た目や歯触りも含め総合的な「美味しさ」を数値化
6.「秘伝の味」→「おふくろの味」を数値化、食譜として残す
7.味覚障害や変色が起きる仕組みを解明する
九州大学主幹教授 都甲潔 日本のイノベーター
日経産業新聞2014.01.08

★コメント
味覚センサーはどこまで人間の味覚に肉薄するのか興味あります。しかし、美味しいものがあるのでなく、美味しいと思う人がいて、その人の体調があって、誰と食べるのかの場面があって、美味しさが決まるのでは。絶対的な美味しさではなく、相対的な美味しさが重要になるのでは。
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◆土日朝一番の映画
海外出張のため、見る機会がありませんでした。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第359号(2014/6/17) (c) 1999Japan Orientation
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