配信日:2015年3月17日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第374号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『マシン・エイジ 人より賢い機械と生きる』
『ベトナム農業に「日の丸」の品質』
『面白法人』
『スマホ疲れ…求む「圏外」 癒やしのサービス続々』
『バフェット氏は「良い独裁」 忍耐、特異性に学ぶ点』
<伝言>
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◆商品開発カウンセリング
◆商品開発社内教育
2015年3月17日(火)
桜の花の下で朝食
わが家では、夫婦で桜の花の下で朝食をとることが毎年の恒例行事です。
豆ご飯、蕗の青煮、鳥と玉子の煮物、あんずのデザートは毎年同じ。朝の桜の花の下は澄んでいて清々しく気持ちがよい。楽しい、愉快な生活DELIGHT習慣です。
今年は3月22日から4月11日までベトナム、カンボジア、ラオスへの出張なので、かなわない行事になりそう、残念。
■『マシン・エイジ 人より賢い機械と生きる』
★気づき
魅力的な新刊「ザ・セカンド・マシン・エイジ(第2次機械化時代)」マサチューセッツ工科大学で働くエリク・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィー著。
彼らがいう第1次機械化時代は、1700年代後半に蒸気機関とともに産声をあげた産業革命である。「要は人間の力を増大させるための動力システム」の時代だったと、マカフィーはあるインタビューで説明している。「だが、いずれも決定を下す人間を必要としていた」。したがって、あの時代の発明は実際に人間の管理や労働力を「より価値のある、重要な」ものにした。労働力と機械は補完的な関係にあった。
だが第2次機械化時代では、「動力の用途を決定する制御システムの多くを自動化し始めている。多くの場合、人間よりも的確な判断ができる」というのだ。だから、人間と機械は補い合うのではなく、ますます置き換わるかもしれない。
著者によれば、こうなったのは「指数関数、デジタル、組み合わせ」の三つで大きな技術的進歩があったからで、進歩が閾値(いきち)を超えて急激な変化を起こし始めたというのだ。さらにインターネットの普及だ。地球上の誰もがスマホを持つようになるだろう。あらゆるレジ、飛行機のエンジン、温度自動調節器からのデジタルデータが、ネット経由で送信されるようになるだろう。私たちは即座にパターンを発見、分析し、世界的にうまくいっていることをすぐさま再現し、うまくいっていないことを改善できる。
「組み合わせ」の進歩とは、たとえばグーグルマップを利用し、車にスマホを積んでいるだけで交通状況を自動的に送信する「ウェイズ」のようなスマホ向けアプリケーションと組み合わせることだ。これを全地球測位システム(GPS)と融合させると、目的地への最適ルートだけでなく、「現在の」最適ルートも教えてくれる。これでたちまち町で一番賢い運転手というわけだ。
(ニューヨーク・タイムズから)コラムニスト トーマス・フリードマン
朝日新聞2014.01.22
★コメント
「便利」になるが、「幸せ」になるのかな?機械が人間の仕事を代替した時、働かない人間は幸せになるのかな?人間のリズムと機械のリズムが本当に会うのかな?社会の時間と人間の時間がどんどん拡がりストレスが高まってくるのでは?
?をどう解決していくのかな?
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■『ベトナム農業に「日の丸」の品質』
★気づき
ベトナム南部の高原都市ダラットで、日本の技術を使った「日の丸ブランド」の農業生産が進んでいる。冷涼な風土を生かし、イチゴやレタスなど高品質な農作物を通年で栽培する試みだ。価格は2〜4倍だが、品質や安全性の面から現地では支持が広がる。冷蔵輸送網の整備も始まり、周辺国だけでなく日本への輸出も視野に入る。ダラットが東南アジア有数の農産地に成長する可能性も出てきた。
ベトナム人は野菜消費量が東南アジアで最も多い(英ユーロモニター調べ)こともあり「安心・安全に敏感なうえ、糖度の高いトマトなど高付加価値の作物を求める。日本と協力できることは多い」。約45万平方メートルの農場を持つ地場農業法人のフォン社長は日本ブランドを歓迎する。イオンの「安全野菜」コーナーでも“日本”野菜が人気だ。今年は香港やシンガポールへの輸出に本格着手する。その先に見据えるのは日本。日本では難しい冬場の露地栽培もダラットでは可能だからだ。
日経新聞2015.03.05
★コメント
ダラットに行ったことがあります。日本の軽井沢みたいなところでベトナムの新婚旅行のメッカです。バラの栽培が盛んなところでした。農業はこれからのベトナムのだいじな産業、日本の農業技術と連携して輸出産業に育てていくことが可能では。ダラットでは神戸牛も生産していました。
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■『面白法人』
★気づき
1998年の設立で広告やゲームなどインターネットサービスを手がけるカヤック。スマートフォンと劇場のスクリーンを連動させた映画観賞、普通の黒板をプロジェクターで電子化するシステムなどユニークな技術が売り。「面白法人」を名乗り、給与制度がその象徴だ。
金額は社員の相互評価で決まる。デザイナーやエンジニアなど200人の社員は、日ごろ一緒に働く20〜30人にグループ分けされ、半年ごとに10段階で査定し合う。「すごい技術を編み出した」「職場のムードメーカーだ」。大勢の目でいいところを見つける。等級制度、年功序列はない。さらに社員は毎月、給料日が近づくと全員がサイコロをふる。1が出れば月給の1%、6なら6%が上乗せされる。もちろん悪ふざけではなく、大まじめ。柳沢大輔最高経営責任者(CEO)がいう。「他人の評価を気にしていたら面白く働けず、面白いものがつくれない」。運任せのサイコロ給は他人の評価がすべてではないとのメッセージ。結果は出ている。会社は設立以来増収で、国内外で広告賞の常連だ。
2015.01.12付日本経済新聞
★コメント
『面白法人』、おもしろいコンセプトですね。おもしろく仕事をできるかが人間力を生かし、おもしろい仕事ができる前提になりつつあります。皆さんの会社は面白い会社ですか、おもしろく仕事をしていますか?
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■『スマホ疲れ…求む「圏外」 癒しのサービス続々』
★気づき
交流サイト(SNS)から解放されたい、電波の届かない場所に行きたい――。そんな人のための旅行プランやサービスが広がりつつある。専門家は「ネットでのつながりに疲れている人が増えている」と指摘している。
静岡県熱海市のカフェ「リディアン」は昨秋から、スマホなどの電源を切った客には自家製デザートを無料でサービスしている。熱海市の「リトリート櫛稲」は昨年9月から「脱デジタル」を掲げた宿泊プランを始めた。フロントでデジタル機器を預け、地図だけを頼りに街歩きなどのプログラムをこなす。社員同士のコミュニケーションを増やす目的で「脱スマホ」に取り組む会社も。機械部品メーカーの岩田製作所(岐阜県関市)は2013年7月から、スマホを手放した社員に月5千円の「デジタルフリー奨励金」を支給している。
脱デジタルをテーマにした著書がある編集者の米田智彦さん(42)は「作業効率を上げてくれるデジタル機器に振り回され、ネットを介した人とのつながりに疲れる人が多い」と指摘。ネット依存の治療部門がある久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の主任心理療法士、三原聡子さん(43)は「ネット依存の患者は年々増えている。スマホを利用しない時間を設け、これまでの使い方を考え直す機会をつくってほしい」と話す。
日経新聞2015.03.05
★コメント
電車の中でスマホをいじっている人が多いのが不気味だと感じていた。「弧」を感じる、「閉じている」感じがする、自分中心の利己的な感じもする。休肝日のようにお休み日を設定したら、人間関係がよくなり、川崎少年殺人事件も防げたり、子供の成績も上がるのでは。日曜日はホリー(神聖)なのでネットもしないでのんびりしたいな。
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■『バフェット氏は「良い独裁」 忍耐、特異性に学ぶ点』
★気づき
投資ファンドと産業コングロマリットを兼ねて34万1千人の従業員が働くバークシャー・ハザウェイ社が創業から50年を迎えた。同社を率いるウォーレン・バフェット氏は比類なき人物であるのか。バフェット氏と長年の仲間であるチャーリー・マンガー氏の2人は今年も株主に手紙を送った。マンガー氏はその中で同社の「システム」について、良い独裁であり「1人の思慮に富んだ指導者に極めて長く、大きく依存している」と書いた。
手紙に書かれたバフェット氏の経営手法は3点に集約できる。2つは応用可能だが、3つ目はそういかない。
1つ目は、忍耐強くあれ。マンガー氏によると、バフェット氏は「人間離れした忍耐力」を見せてきた。資産を数十年も保有し、利息と再投資の配当が最良の結果をもたらす。
2つ目は、プライベートであれ。バークシャーは上場企業だが、様々な面で非上場のように振る舞っている。
3点目は、特異であれ。一般には役立たない。バフェット氏の「建設的な特異性」を持つ人はほかにいない。
日経新聞2015.03.06
★コメント
忍耐強い、プライベートが重なると特異になるのか?そうではないのでは。特異は哲学ではないか、宗教的なるものでもあるのでは。まだまだわからない。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『百円の恋』
監督;武正晴 キャスト;安藤サクラ
百円のどん底の生活をしていた女がボクシングに出会い、やり遂げる生き方を感じる。百円の生活にも百円以上の意地がある。カッコ良かった。オススメ。
『パリよ、永遠に』
監督;フォルカー・シュレンドルフ キャスト;アンドレ・デュソリエ、ニエル・アレストリュプ
パリ破壊を命じられたドイツ軍将校と、阻止しようと説得するスウェーデン総領事の葛藤、二人の男の駆け引きの面白さがあるが、迫力不足だったかな。
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
監督;ジョン・ファブロー キャスト;ジョン・ファブロー
フードトラックでのアメリカ横断の旅物語、キューバサンドイッチのおいしさが伝わってこない。マイアミ・ライフは陽気で楽しめる。
『妻への家路』
監督;チャン・イーモウ キャスト;コン・リー、チェン・ダオミン、チャン・ホエウェン
悲しいことなのだが悲しくない、そこに愛があるからでは。心が伝わる、伝わらない葛藤が愛に昇華して素晴らしい、印象に残るシーンが多々あり心を打つ。感激で、絶対オススメ。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第374号(2015/3/17) (c) 1999Japan Orientation
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