配信日:2015年5月19日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第377号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『ラインホルド・ニーバーの祈り』
『ヒットドラマ』
『リフレーミング(reframing)』
『ダニエル・ヤンケロビッチ「新しいルール:転倒した世界で自己を達成する方法」』
『顧客は変わっていく』
<伝言>
◆第132回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
7月9日スタート
132回は、新テーマ≪新興成長国の商品開発・マーケティング≫≪ブランド戦略≫を追加、より充実したセミナーへ。
32年、3千人以上の商品企画・開発・研究の方々が学びました。
★商品開発プロになるための実践練習場です。
★“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。
★好奇心に火をつけるセミナーです。
◆商品開発カウンセリング
◆商品開発社内教育
2015年5月19日(火)
ベトナム、タイに行ってきます。今年3回目のメコン圏訪問です。今回は6月14日から28日までの2週間。バンコクとホーチミン、ハノイの比較分析をしてみたい。
ベトナムでは新規事業の調査と段取り、ベトナムの起業家をサポートしたいと思っています。また、日系企業の人ともいろいろな意見交換をしたいし、和僑の会の人たちともこれからのベトナムでの企業展開のあり方を話し合いたいと思っています。
72歳の give back です。
■『ラインホルド・ニーバーの祈り』
★気づき
日本語訳(翻訳者:大木英夫)
神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
英語(英語原文)
O GOD, GIVE US
SERENITY TO ACCEPT WHAT CANNOT BE CHANGED,
COURAGE TO CHANGE WHAT SHOULD BE CHANGED,
AND WISDOM TO DISTINGUISH THE ONE FROM
THE OTHER
★コメント
アメリカの神学者の言葉ですが、経営者、マーケティングの世界でも心しなければいけない言葉では。勇気、冷静、知恵を磨いていきたい。
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■『ヒットドラマ』
★気づき
「(意識)調査でつくったドラマは当たったということは聞いたことがない。作り手は調査では上がってこない無意識の世界を探っていくこと。不安の中にこそ当たる目があるというのがヒットの原点。町を歩くときに感じるもの、風景を見たときに感じるもの、旅先で感じるもの、電車に乗っている時に感じるもの、人と会っている時に感じるもの、その一つ一つからぼんやり浮かび上がってくるのが時代の無意識。自分自身が無意識の集合体になる。」
鎌田敏夫 日経新聞2012.05.11
★コメント
ヒットは調査から生まれない。時代・市場・生活価値観の変化の匂いを嗅ぎ、そこから浮いてくる想いを感じ取ること。変化の匂いをもっとかがなければ。
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■『リフレーミング(reframing)』
★気づき
リフレーミング(reframing)とは、枠組みをはずして、違う枠組みで見ること。同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思うし、また楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思うであろう。
★コメント
キュレーションと同じように視点を変えることで、「食べないと大きくならないよ」より「食べると大きくなるよ」という言い方の方が子供は食べる気になる、言い方ひとつで大きく変わる。ポジティブ発想で観るか、ネガティブ発想で観るかによって結果は大きく異なるのでは。
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■『ダニエル・ヤンケロビッチ「新しいルール:転倒した世界で自己を達成する方法」』
★気づき
・伝統と主体性の喪失
・恵まれた家庭と社会生活の破壊
・社会関係の埋没性
・感情生活の高度な「管理」と制約
・伝統文化の中で重要な役割を持った「名誉」その他の概念の消滅
・社会生活に関連した有益な働き
・絶え間のない変化と流動による「安息の場」のなさ
・経済的合理性によるより高い価値の駆逐
・物質主義による精神主義の壊滅
・苦痛や悪に対する経験上の知恵を与えてきた信仰心の喪失
・自然からの隔絶
・時計やカレンダーによる強制的束縛
ライオンズクラブ国際協会長期計画委員会への報告書/選択的未来研究所/1987年12月
★コメント
どのような価値を守っていくのか、どのような価値を発展させていくのか、どのような新しい価値を創造していくのか。皆さんはどう考えますか。
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■『顧客は変わっていく』
★気づき
「優秀な人は『何が合理的か、何が科学的か』という計算は速いけれど、そればかりでビジネスを固めていくと結局、命取りになる」「会社におもしろみが無くなりますね。」
「勝つためには、むしろマーケット分析の反対のことをやるとかね。そういう遺伝子を持ち合わせるというのが大切です。顧客が変わっていくんだから。期の始めに宿題を出したんです。『ユニクロの五年後はどうなるか』『am/pmが成功したのはなぜか』。市場の変化に敏感になり、自分で考える。無難な結論からは無難な結果しか生まれない。異質な結論を出して、よそに勝ち、結果を出す、それが当たり前でしょ。プランが異質でなければ優れた結果がでるはずがない。まあ、遊び好きがいいんですよ。」
林野宏(クレディセゾン社長)2001.10.16
★コメント
変わっていくのに、旧の尺度で判断する人たちが多い。いままでにない商品の評価を旧の価値尺度で評価するとまったく新しい商品は生まれない。少し変な人がいないとおもしろいものは生まれないのでは。「変な人」を認める企業風土が大事になる。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『バードマン』を2回見に行きました。
劇場の細い通路。迷い、不安の象徴か?人間は他人から存在を認められないと生きていけない。過去の栄光から新しい自己の存在模索の不安。オススメです。
『マジック・イン・ムーンライト』;ウッディアレンの世界。ゴージャスでウィットに富んだおしゃれな映画で、女性は虜になるのがわかる。
『パプーシャの黒い瞳』;白黒の画像がイメージを広げる。ジプシーの閉じた社会からの解放の難しさを感じる。オススメです。
『皆殺しのバラッド』;メキシコの犯罪都市の恐ろしさ 、警官とミュージシャンを通して悪との戦いと悪への共感の交差。簡単には解決できない。
『龍三と7人の子分たち』;ビートたけしの老人賛歌かな?お笑い感覚があふれていて、たけしの世界。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第377号(2015/5/19) (c) 1999Japan Orientation
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