配信日:2016年1月5日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第392号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『世界繁栄指数ランキング、ベトナムは142か国・地域中55位』
『家電の韓国勢の躍進』
『日本一の子育て村を目指す』
『経験産業』
『適度な「ノイズ」は効率アップ 「きまぐれ」 時にはいい仕事』
<伝言>
◆第134回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2016年2月4日スタート 年4回のプログラムです。
★商品開発プロになるための実践練習場です
★“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ
★好奇心に火をつけるセミナーです
◆商品開発カウンセリング
◆商品開発社内教育
2016年1月5日(火)
明けましておめでとうございます。
皆さんはどのようなお正月でしたか。
私は家にいて、NHK BSテレビ「ニッポンのジレンマ」で若手の論客から触発され、「シリコンバレー戦国時代」でグローバルダイナミックにワクワクし、「世界のビジネスの冒険者たち」からヒントをもらい、新聞の熟熟読みで今の時代を感じました。家族とのんびり過ごし、よいお正月でした。
5日からハノイです。「ハノイ起業塾」を開き、マーケティングの経験をいろいろ話したいと思っています。また、ハノイの起業家たちと熱いディスカッションをしたいと考えています。
■『世界繁栄指数ランキング、ベトナムは142か国・地域中55位』
★気づき
世界繁栄指数ランキング、ベトナムは142か国・地域中55位。
英シンクタンクのレガタム研究所が発表した「2015年の世界繁栄指数(レガタム指数)ランキング」によると、ベトナムは前年の56位から1つ順位を上げて、世界142か国・地域中55位となった。日本は前年と同じ19位だった。
レガタム指数は、◇経済、◇企業家精神・機会、◇政府統治、◇教育、◇健康医療、◇安全・セキュリティー、◇個人の自由、◇社会資本の8項目の評価を指数化したもの。
ベトナムの項目別ランキングをみると、最も順位が高かったのは「経済」で32位。一方、最も順位が低かったのは「健康医療」で、90位だった。東南アジアでベトナムは、◇シンガポール(17位)、◇マレーシア(44位)、◇タイ(48位)に次ぐ4位につけている。その他、◇インドネシア(69位)、◇フィリピン(74位)、◇ラオス(95位)、◇カンボジア(112位)となっている。
ランキングトップ10は以下の通り。
1位:ノルウェー 2位:スイス 3位:デンマーク 4位:ニュージーランド
5位:スウェーデン 6位:カナダ 7位:オーストラリア 8位:オランダ
9位:フィンランド 10位:アイルランド
2015/11/10 07:18 JST配信
★コメント
魅力的な国です。経済の運営に対しては、インドネシアなどと比べて、うまく立ち回る能力があるように思います。健康医療の立ち後れを感じます。健康に対する意識は高いので急速に発展、おもしろい市場になるのでは。社会主義国なのでいろいろ規制があり注意を要する点があります。
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■『家電の韓国勢の躍進』
★気づき
家電の韓国勢の躍進は地域に根ざした商品戦略。LGはインドネシアでデング熱の媒介役になりかねない蚊を退治するエアコン「ターミネーター」を発売した。蚊が苦手な周波数帯の超音波を発生させる仕組みだが、娘の妊娠を契機に親が買い与えるケースも増えている。
★コメント
日本企業がアジアで成功するには、ローカルのニーズの把握に強くなり、現地で決めて進むことが大切。韓国の企業に遅れを取っている感じがします。本社を見るより現地に密着することが必要では。
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■『日本一の子育て村を目指す』
★気づき
島根県邑南町(おおなんちょう) 松江市から110キロ離れた人口約1万1000人の小さな町。2014年に生まれた赤ちゃん69人、合計特殊出生率2.07人 (1)身近で安心な医療体制(2)子供医療費無料化(3)保育料無料化 まず医療をあげたのは「住み続けたいと思うかどうかは、安心して医療を受けられるかが最も大切だから」。そこで公立病院を確保し産婦人科と小児科の機能を充実化させ、医療費は中学卒業まで無料、保育料を無料化が3本柱。
日経新聞2016.01.01
★コメント
これからの子育てニーズに焦点を絞って、集中化することによって地方を創世した例で、ヒントになるのでは。次の時代のニーズに選択集中・単純明快・徹底卓越が成功の決め手。
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■『経験産業』
★気づき
経験をステージングすることは、顧客が積極的に関わること。単に面白がらせることではない。脱日常経験の顧客は、自ら積極的にその経験に没頭すること。審美経験、脱日常経験、教育経験、娯楽経験の四つの経験領域すべてにまたがること。第一ステップは明確に決まったテーマを思い描くことである。経験にテーマを持たせて、ゲストが参加できるストーリーを作り出す。
出所不明
★コメント
モノからコトへ。モノとコトを経験で結びつける。新しいビジネスのチャンスが生まれるのでは。経験価値を創造しよう。
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■『適度な「ノイズ」は効率アップ 「きまぐれ」 時にはいい仕事』
★気づき
ものを見たり聞いたりするのに、通常ノイズは邪魔者だ。だが実は、適度なノイズがあるおかげで、かえって感知しやすくなることがある。組織や集団においても、目的に合わない不規則な行動はあまり歓迎されない。だがそうした不規則さが、全体の効率を高めることがあることもわかってきた。「ノイズ」や「不規則さ」の意外な効用を探った。名古屋大学の大平徹教授は「不規則なノイズを加えることで、隠れた信号があぶり出された」と説明する。
信号にノイズを加えると、本来の値から上下にぶれて、ある幅を持つようになる。このため本来検出できなかった信号がピーク付近でしきい値を超え、検出できるようになったとみられる。ランダム(確率的)に生じるノイズによって信号が増幅する「確率共鳴」と呼ぶ現象だ。大平教授は「感覚器に適度なノイズが加わることは、生物にとってプラスになり得る」と話す。
個体ではなく集団全体で見ても、“ノイズ”が役立つことがある。集団がある目的のために行動するとき、そこから外れた不規則な行動をする個体は、全体の流れを乱し、足を引っ張るかに見える。だが必ずしもそうではない。大平教授は、ライオン集団が逃げる獲物の集団を追うときも、ランダムさが効率を上げることをつきとめた。最短ルートで獲物に迫る「真面目ライオン」より、時々違う方向に寄り道する「普通ライオン」の方が、全体として短時間ですべての獲物を捕食できることが計算でわかった。
★コメント
ノイズの効用は刺激的ですね。今までの効率の概念を変えるかもしれない。純粋なものよりノイズが入った方がおもしろい。食べ物も雑味の方が純粋なものより美味しいのでは。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
年末年初にかけて何本か観ました。
『スターウォーズ フォースの覚醒』
おもしろいことはおもしろいが、イノベーションのジレンマに陥っているのでは。前にも観たよなという感じが時々してくる。
『恋人たち』
橋口亮輔監督の長編映画。3人のもがき苦しむ人生からの再生。不器用さが共感、終わってほっとした。オススメです。
『007 スペクター』
道具立てが大きい、日本では作れない映画。イギリスのダンディズムですね。おもしろい。
『クリード チャンプを継ぐ男』
ボクシングファンとして興味を持ったが、脚本がありきたりで期待を裏切った。
『独裁者と小さな孫』
最後の結末は考えさせられる。オススメです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第392号(2016/1/5) (c) 1999Japan Orientation
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