1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第448号

配信日:2018年12月18日

‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第448号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『知能』
      『ハイテック・ローライフ』
      『方言が新鮮』
      『アンドロイド』
      『ルドルフ・シュタイナーの12感覚論』
      『「3パーセントのイノベーターを狙う」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』

<伝言>
第149回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2019年2月14日スタートです。ゲスト講師の参加でより充実。
35年、企業から支えられてきました。感謝です。
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです


◆わくわく商品開発社内研修会 担当コーチ 忽那公範
「消費者がわくわくする商品を、担当者がわくわくしながら商品開発できる社内研修会」
自社のもつ商品、技術の特徴を活かして、
○新しく市場創造が出来る商品を提案したい
○担当している商品の価値を高めたい
そのために、消費者視点の商品開発力を身につけたいと思う人のための研修会です。
商品開発の視点とプロジェクトを推進するコツを講演した後、自社の商品、技術を題材にしてコーチングしますから、早く、効果的に商品開発力が身につき、研修会が終わったら、すぐに実務に役立ちます。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発社内研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2018年12月18日(火)
 本を読もう
年末年始の休みに本を読んでみるのもいいのでは。
私のオススメ
 マーケティングに大きな影響を与える、行動経済学の本を読んでみる、実を期待する人に、いろいろなヒントが得られるのでは。
「予想どおりに不合理」から読み始めて、「ファースト&スロー」「好き嫌い」を読んでみるのも良いのでは。
 じっくり読みたい、人類の歴史から、これからを考えたい、夢を広げるために最適
「ホモ・サピエンス全史」私はKindleで読みましたが、本で読んだ方が集中できるような感じで、読み通せるのでは。「ホモ・デウス」を購入、年末年始にじっくり読もうと思っています。
 エンターテイメントでワクワクしたい人、読み出したらやめられない北欧のミステリー、警察ものもおすすめ
「熊と踊れ」「制裁」「炎の色」「ボックス21」「特捜部Qシリーズ」「ミレニアム」古いものでは「笑う警官」も面白い。
私は読み始めるとやめられなくなる。

1月10日から、新潟、磐越西線で会津への一人旅をするので、車中で「峠」(司馬遼太郎)を再再読してみたいと思っています。

≪マツモト・商品開発ミネラル448号;アーカイブス4≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
1999年にどのような発信をしていたのか?いまに繋がっているのでは。
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『知能』
★気づき
 モノ重視から知能とサービス重視への転換。サービスと知能の「構成部品」は増えているか。
商品は製品ではなく知能だ(ミネソタ・スリーエム)
マツモトミネラル第6号1999年12月15日

★コメント
 ソリューションの時代です。キログラムいくらの時代は終わっています。
「つくる」技術も重要ですが「使い方」の技術の開発が重要になってきています。
*テーマ商品×AI化され、賢く、カスタマイズしてMy化していく。Black Box化していくことがちょっと心配。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『ハイテック・ローライフ』
★気づき
 「BANANA CHIPS LOVE」の監督もつとめる映像作家の高城剛氏。
テレビ12台、コンピュータ8台、ハイビジョン受像機1台を持つが、洗濯機、冷蔵庫は持たない。一方で自宅に茶室をしつらえ、お茶、花を活ける。
マツモトミネラル第6号1999年12月15日

★コメント
 現代のカッコイイ生活感覚のような気がします。ハイテク化すればするほどローライフが求められる時代です。「ローライフ商品」を開発してみませんか。
*茶室のあるITの会社は素敵、時間が加速的にスピード化されている時代だから「ゆっくり」商品が欲しい、私は今は我が家で、昔は事務所でお香を焚いていました。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『方言が新鮮』
★気づき
 標準語に対して方言に人間感を感じます。背伸びをしていない等身的な感じがします。ネーミングにもおもしろいのではないでしょうか。私はずーっと東京生まれで、東京暮らしで父親は商人だったので「よござんす」「あねさん」「コーシー(コーヒー)」などは何とか懐かしい。
マツモトミネラル第3号1999年11月01日

★コメント
みなさんが知っているおもしろい方言を教えてください。
*カーリング日本女子代表の「そだねー」の北海道弁が話題になった。
イントネーションも魅力的。津軽弁で歌うシャンソン(秋田漣)もしびれる。
もっと方言の魅力を注目、しかし、わざとらしくなく自然に。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『アンドロイド』
★気づき
 モダンの時代の筋肉美の男(シュワルツネッガー)が、テカテカ光る皮膚の内側がシリコンチップやダイオードや原色の配線の塊でできていることを暴露=アンドロイドとしてしか生き残れない役を演じていた。(映画「ターミネイター」だったような気がしていますが?)
マツモトミネラル第6号1999年12月15日

★コメント
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック)のような世界に行こうとしているのか。強い人間に改造することは、弱い人類になることのような気がしています。マクルーハンの「人間拡張の原理」にたいして身体感、生命感を持った「新・人間拡張の原理」が今必要なのではないでしょうか。
*ロボットは変革・進化している。人間的になればなるほど嫌われ恐れられるロボット、ロボットのペット化デザインが人間とロボットの共存につながっていくのでは。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『ルドルフ・シュタイナーの12感覚論』
★気づき
 神秘学者 ルドルフ・シュタイナーの12感覚論。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の既存の5感覚に生命感覚、運動感覚、平衡感覚、熱感覚、言語感覚、思考感覚、自我感覚を足したものである。
マツモトミネラル第7号2000年01月01日

★コメント
 人間の感覚は36を超えていると言われてます。感覚効用の開発は無限です。
「ルドルフ・シュタイナー」でホームページを見るとおもしろいですよ。ぜひ。
*熱燗もいいけれどぬる燗もいい、常温も大好き、もちろん冷もいい、私はぬるぬる燗が大好き。ネーミング、キャッチフレーズに美音語も活用すると面白い。
オートバイは平衡感覚商品では、平衡感覚を揺るがせてみる。
軽い痛みが快感につながる、炭酸は舌の痛みを感じるところで刺激を与えることが快になる。これからは全感覚を刺激、揺るがすことが面白いのでは。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『「3パーセントのイノベーターを狙う」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
 新しい商品を出すとき考えなくてはいけないことは、多くの人に、すぐに理解されないことが多く、マス調査をしてもいい評価が出ない、会社の幹部に話をしても理解されない。ということが多いです。こんな時は、新しい商品が理解できるイノベーターから広げていくことが大切です。このイノベーターを見つける方法は、ある程度のスクリーニングをした調査をして、「ぜひ使いたい」という人のプロファイル、その商品をなぜ使いたいのかということを徹底的に調べるといいです。1人づつインタビューをして自分自身の感性を磨き、ターゲット、商品コンセプトを完成させるといいです。この時に、根拠はないのですが、だいたい3パーセントの出現率まで、絞り込むといいです。そうするれば、値段が高くても買ってくれるようになり、利益率も高くスタートできます。
新しい使い方、新しい価値の提案をする商品は、はじめから、マスを狙わないで、3パーセントの新しさを受け入れてくれるイノベーターから、買ってもらうことを意識するといいと思います。マスを急ぎすぎると、マーケ費がかかるわりに売上が伸びなくて、失敗することが多いです。
忽那 公範(くつな きみのり)

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
なにか気が忙しく、映画を観る余裕がありませんでした。
年末年始にたっぷり観たいと思っています。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

■■■.......................................................................................‥‥・・
■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第448号(2018/12/18) (c) 1999Japan Orientation
・‥‥.......................................................................................‥‥・・

前のミネラル 次のミネラル