1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第450号

配信日:2019年2月5日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第450号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『チェーン店の時代-終結』
      『ファクトリエ』
      『100食限定で残業ゼロの店』
      『ファインファイバー』
      『2019年 世界の10大リスク』
      『「商品の価値は、効果だけではなく総合力」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範』

<伝言>
第149回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2019年2月14日スタートです。ゲスト講師の参加でより充実。
35年、企業から支えられてきました。感謝です。
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです


◆わくわく商品開発社内研修会 担当コーチ 忽那公範
“消費者がわくわくする商品を、担当者がわくわくしながら商品開発できる社内研修会”
講演2時間 + ミニコーチング(2時間)+α
自社のもつ商品、技術の特徴を活かして、
○新しく市場創造が出来る商品を提案したい
○担当している商品の価値を高めたい
そのために、消費者視点の商品開発力を身につけたいと思う人のための研修会です。
すぐに実務に役立ちます。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発社内研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2019年2月5日(火)
 ベトナムから帰国 1月20日から2月2日まで、23回目のベトナム訪問。よく出かけてきた、ちょっと感慨深い。
20日から24日までハノイ、ハノイのホテルに向かうタクシーが大渋滞、ベトナムがサッカーのアジアカップで勝利をしたので、若者が国旗を持ってオートバイ、車で街中を走っている、サッカーが熱い、サッカーしか共通のスポーツがないためか、みんながサッカー、サッカーでこれから急速に伸びてくるのでは。(その後の日本との試合でも善戦、日本危なかった)
ハノイは寒さとホテルに帰るのが11時(日本時間25時)で疲労困憊でしたが楽しい触発ができました。
24日からのホーチミンは暑い、ビールが美味しい、日系企業のトップ、ディレクターの集まりで、ベトナム市場での成功課題の触発。
ちょっとのんびりと、南のビーチリゾート、フーコック島に、サンセット、サンライズが綺麗、ビーチでのんびり、藁葺きのコテージでリフレッシュ。ロシア人が多いのにびっくり。
楽しい触発と探検の旅でした。

≪マツモト・商品開発ミネラル450号≫

■『チェーン店の時代-終結』
★気づき
 「これからは情報産業とサービス業だけになる。小売業もなくなる。すでに製造から小売りまで一体化したがそれでは足りない。デジタル化は消費者個々人の嗜好を生産に直結できる可能性を持つ。製造から顧客まで、川上から川下までをつなぐエンドtoエンドの姿に変わる必要がある。電子商取引(EC)と小売業が融合し、存在意義のある企業だけが生き残ることになる」
 「顧客のためになっていない企業は淘汰される。それが世界レベルで進む。その中心概念になるのがグローバル化とデジタル化だ。ECと小売りがすべて融合したような企業体を目指す」
 「店はすべて建て替えないといけないかもしれない。デジタル化で消費者はどこでも服を買えるようになった。逆に店舗は『そこでしか買えない』商品やサービスを提供する場になる。着こなしの提案から商品情報の収集まで、地域に根ざしながらも世界中の人が集まるような店だ。店舗を標準化するチェーンストアの時代は終わった」
ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏
日本経済新聞 2019.1.13

★コメント
 「これからは情報産業とサービス業だけになる」大胆な断定がいい。 顧客にどうコミットメントするかが問われているのでは。真に顧客に寄り添うことがこれからの企業の生き残る道、大きな変化をどうチャンスにできるか。

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■『ファクトリエ』
★気づき
「ファクトリエ」国内の工場で開発した高品質の定番商品を、工場が希望する価格で売る。黒子だった工場の名前を前面に出しクラフトマンシップに共感した人に買ってもらう。

★コメント
 今まで下請けだった、優秀な工場の反逆。流通に握られていた決定権を取り戻す。
銀座にモデルショップがあるので行ってみたらいかがですか。

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■『100食限定で残業ゼロの店』
★気づき
中村朱美さん大賞、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019、100食限定で残業ゼロの店
 女性誌「日経ウーマン」(日経BP社)が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」の大賞に、ステーキ丼専門店「佰食屋(ひゃくしょくや)」オーナーの中村朱美さん(34)が決まった。「1日100食限定、ランチ営業のみ」の形態を取ることで、長時間労働が珍しくない飲食業界で「残業ゼロ」を実現した事業モデルが評価された。現在はステーキ丼専門店のほか、すき焼き専門店、肉すし専門店も運営する。
 各店舗とも「ランチのみ100食、メニューは3品」に絞ることで、スタッフ全員が残業なしで個人の事情に合わせて柔軟に働ける環境を実現した。売り上げの追求よりも家族で過ごす時間と仕事の両立を重視。シングルマザーや高齢者なども働きやすい。食材ロスも徹底的に抑えた。
日本経済新聞 2018.11.30

★コメント
 売り上げの追求よりも、家族で過ごす時間と仕事の両立を重視するビジネスモデルが素晴らしい。量の追及から質の追求への視点のチェンジがいい。
労働問題も視点を変えれば変わってくるのでは。

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■『ファインファイバー』
★気づき
 花王 「ファインファイバー」と名付けた人工皮膚。専用器具で直径0.5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの極細繊維を噴射し、肌の表面に極薄膜をつくる。
肌の凹凸や動きにも乱れず付着するため、膜の上に化粧をしてもムラなどが生じにくく、自然にしみやしわを隠せる。既存の人工皮膚技術に比べて成分を保つ力や通気性に優れ、あらゆるスキンケアやファンデーションに使えるという。

★コメント
 化粧品に革命をもたらせるのでは?女性を美しく、そして幸せにする技術イノベーションでは?

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■『2019年 世界の10大リスク』
★気づき
2019年 世界の10大リスク
(1)悪い種 米欧政治の混迷、同盟関係の弱体化など
(2)米国と中国 科学、経済、安全保障をめぐる摩擦が激化
(3)サイバー攻撃 抑止力が効かない問題も露呈へ
(4)欧州のポピュリズム 欧州連合の弱体化も
(5)米国の内政 トランプ大統領の不正追及で混乱
(6)技術革新、冬の時代 安保上の懸念などで国際協力が停滞
(7)国際協調に背を向ける指導者たち トルコ、ブラジルなど
(8)メキシコ 左派の新政権の経済政策に懸念
(9)ウクライナ ロシアとの外交・軍事的な緊張
(10)ナイジェリア 大統領選挙(2月)の結果次第で混乱も
(米コンサル会社ユーラシアグループの報告書から)

★コメント
 グローバル化がどんどん進んでいく、世界の変化が日本の経済、経営、マーケティングに大きな影響を与える。もっと世界の変化に目を向けなければ。明るい予測はないのかな。

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■『「商品の価値は、効果だけではなく総合力」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範』
 商品開発をする時に、効果はとても重要と思います。ですが、日用品では、使用感、使い易さといった項目もとても重要です。使い方を変えるだけで、新しい商品に見えてきます。使用感がいいと、高品質に思えてきます。商品力は、効果に注目がいきがちですが、使用感や使い方を変えることが、新しい商品にし易いです。特に、使い方は、場面を変えると新しく見えるとともに便利になり、新しい商品に見えてきがちです。この時の注意点は、違う使い方だけど、面倒になる、意味不明の使い方、簡単すぎてありがたくないといったことです。商品の使い方を押し付けていて、消費者が納得していないことが多いです。
 大企業ほど、この効果アップしか着眼点がなく、結局、コストが高くなり、効果が高いのに、パフォーマンス・バイ・コストで上手くいかなくなって失敗しがちです。その高い効果を活かすにはカテゴリーを変えて見直すこと。その時に、使用感、使い方も視野にいれるといいとおもいます。
忽那 公範(くつな きみのり)

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
残念、観た映画はありませんでした。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第450号(2019/2/5) (c) 1999Japan Orientation
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