配信日:2016年7月12日
「新商品開発・ヒントビット」第166号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■166○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2016年7月12日(火)
社会の変化が加速している
社会の変化に体がついて行けない。変化自体が変化をして、加速化している。もっとゆっくり、じっくり、ゆうゆうと生きて行きたいな。
永六輔さんが亡くなった。市井から、生き方、暮らし方を照らしてくれた。ありがとうございました。合掌。
【伝言】
◆第137回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2016年10月6日スタート 1983年から33年。136回は7月7日、33名の方々が参加されスタートしました。
今まで4千人近くの商品企画・開発・研究の方々が学びました。
商品開発プロになるための実践練習場です。“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第166号
1.選択集中
アップルウォッチについて アップル関係者は「技術開発のアイディアが幾つもある時、スティーブ・ジョブズはこれだと一つを選び、そこに集中した。ティム・クックは一つに絞り込まず、全部選択肢として残そうとする」。どちらが成功するのか、実績が証明しているのでは。
2.ソニーの「ラスト・ワン・インチ」
お客との距離をワン・マイルからワン・インチに。お客様の感性に訴える製品を作ることにソニーの強みがあると、感性に訴える、感動を追求する製品づくりにこだわる姿勢を強調。全てのカメラやコンテンツ、通信、編集機器などの製品をVR化とサービスへ結びつける。もっと、もっとお客に近く。
3.付加価値
付加価値という概念が日本をダメにしているのでは。企業勝手なオーバースペックになっていないか、心しなければ。
4.情報化社会の教育を考えよう
工業化社会の教育ではない教育を、ディープランニングの研究成果を人間の教育に活用できないか?意味がないか?
5.ちょい消費
ちょい乗り、ちょい飲み、ちょい食べ。いろいろなちょい魅力を開発してみるとおもしろいのでは。
6.デザインしないデザインとは
流行に流されない定番に新しいコンセプトをのせて、ロングライフ・デザインとして提案する。ナガオカケンメイさん。
7.同時性の欠如
変化が加速していく中で、「同時性の欠如」が生じている。経営戦略は早く変えられるが、社風はなかなか変わらない。ギャップをどう埋めるか。
8.文化が
文化が不健全になると組織は腐ってくる。社会的意義のある企業文化が、組織を活性化する。
9.鳥取県のトレーニング施設「ワールドウィング」
関節の可動域を広げ、肩や膝を柔らかくしながら筋力もつけ、故障しにくい体を作る考え。鳥取県のトレーニング施設「ワールドウィング」トレーナー小山裕史氏。イチローもトレーニングしているそうです。
10.まなびて、おもわざれば、すなわちくらし(学びて思わざれば則ち罔し)
教えてもらうだけで自分で考えないのは、しっかり身についたことにはならない。学問には自主的な勉強・思索が必要である。(「論語為政」より)
11.日本酒
淡麗辛口から芳醇甘口へ、価値観の変化とシンクロしているのでは。
12.女子学生も軽失禁ライナーを使用
座席の座り方が問題。脚を閉めず、開いて座っていると尿失禁が増えるのでは。
13.途上国も慢性病対策が急務
食生活が急に豊かになると糖尿病が増える。ベトナムでも児童の肥満と糖尿病が増えている。ベトナムの児童のために栄養バランス弁当を作るのはおもしろいかも。
14.香り
食品には、先色、先香りが大切。伊藤園のタリーズコーヒーのボトル缶、広口で香りがたつ。先香りを大事にしたい。
15.第三の目
潮目を読む「魚の目」、大局を見る「鳥の目」、現場をじっくり見る「虫の目」と三つの目を持とう。