配信日:2017年5月23日
「新商品開発・ヒントビット」第183号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■183○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2017年5月23日(火)
このごろ
74歳の年齢を意識することが多くなってきました。
変な話ですが、「おしっこ手帳」を2週間程つけたことがあります。理由は、夜中にトイレに行くことが多くなり、一夜で3回の時もありました。病院に行ったり薬を飲むのもいやで、セミナーで話をしているときは3時間以上行かなくても平気なので、病気ではなく気分ではないか?これを機会に、おしっこをした時間をメモし、出来るだけ3時間から4時間程我慢することにしました。無理はしていません。ただ意識することだけです。効果てきめん、2週間後には夜トイレに行かなくなり、映画も楽々でトイレの心配がなくなりました。
高齢化で機能の低下はあるのかもしれないが、意識し、可視化することによって回復も可能なのでは。
年齢を意識して、気にしない。
【伝言】
◆第141回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー7月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第183号
1.不便益
結論は「主体性が持てる」「工夫できる」「発見できる」「対象系を理解できる」「俺だけ感がある」「安心できる・信頼できる」「能力低下を防ぐ」「上達できる」。川上浩司さん(京都大学デザイン学ユニット特定教授)
4/1手間をかけて我が家の味も、一つの不便益では。
2.マイナス化へ
既存商品に何かを追加する、新しいものを買う、から、余分な機能をカットするマイナス開発、必要のないものを捨てるマイナス生活へ。マイナス化の魅力を発見しよう。
3.生活を身近に感じる
家具のイケアの創業者も高齢ながら東京へ来るときはエコノミー。食事も吉野家。人々の生活感を知りたいようです。
すごく意識して心がけないと消費者と離れていく。
4.機能から感覚へ
100円ショップの商品のデザインが良くなっている。インスタグラムも影響しているかも。
5.アジアの発展
アジアの発展には、労働と資本の投下のみでは限界に直面している。技術革新が必要である。ベトナムの技術者、学生に期待したい。
6.1分料理動画
クラシル、GOHANなどを見ると、1分という短い時間でも楽しく料理がしたくなる。楽しいが大事、何でも楽しくしよう。
7.複雑機械式時計
永久カレンダー:月による日数、うるう年の調整を自動的に。トゥールビヨン:重力の影響を受けない機構。ミニッツ・リピーター:時刻を1時間、15分、1分単位にまで分割し、それぞれが異なる音色を発する。
技術の深さを感じます。買いたいな。
8.幸福
幸福=財/欲望 欧米は財を増やす。ブータンは欲望を減らす、足るを知る。
足るを知る、を深めていくと幸せな気分になれる時代では。
9.変化への適応
「生き残ることのできる生物種は、最も強いものでも最も賢いものでもなく、環境の変化に最もよく適応したものである」チャールズ・ダーウィン。
変化への適応が最大の生き残り戦略です。
10.欠点も個性
人間は自分のコンプレックスを消し去ろうとするのではなく、それと調和を保つようにつとめるべきである。
A man should not strive to eliminate his complexes but to get into accord with them. ジークムント・フロイト。
11.「無用の用」荘子
役に立たないように見えても本当は有用なものが多い。遺伝子においても無用だと思われている遺伝子があり、まだ解明されていないけれど有用なのでは。無用な人はいない。
12.トヨタ2年連続減益へ
「自分たちの等身大の姿を正面から見据え、徹底的に競争力を磨いて行く」豊田章男 社長。
身の丈を意識し、強くする。
13.ワンピースが新鮮
NHKニュース7 ニュースウォッチ9 おはよう日本 の女性ニュースキャスターのワンピース姿が新鮮。なぜなのか?
14.どちらかな
美味しいから食べるのか、食べ続けているから美味しいのか。どちらかなではなく、どちらもでは。
15.異なることが当たり前
ここシリコンバレーには、日本人が想像する所謂「白人」アメリカ人というのは少ないです。インドや中国などから来ている方が多く、非常に多様性溢れる場所です。異文化を受け入れる、というか皆に当てはまる一つの文化というのは存在していなくて、異なることが当たり前という感じです。
もっと日本の多様性を高めないといけない。