配信日:2017年6月13日
「新商品開発・ヒントビット」第184号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■184○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2017年6月13日(火)
6月8日、9日のセミナーを終えて、10日からベトナムに来ています。
12日ホーチミンからバリ島に来て、いまバリ島の文化を楽しんでいます。
セミナー時からの喘息の発作が治らず、ちょっと中空飛行中です。まだ若い時の感覚があり“このくらいは大丈夫”が、74歳になると、今までとは違って無理をしないように心がけることの大切さを痛感しています。
インドネシア出身のセミナー受講生の友達がバリ島にいるとの紹介で、バリ島をいろいろ案内してもらっています。セミナーの受講者のネットワークはありがたいことです。インドネシアから日本の大学に入って、日本企業に就職するのは大変な努力でしょう。今までセミナーにはモロッコ、フランス国籍、台湾の人など、いろいろな国の人が参加され、少しずつですが多様化しています。
バリ島のケチャという宗教音楽は高周波の音が多く、トランス状態になりやすいと聞いているので、楽しみです。私もトランス状態になり、歌い手と一体になれるかな。
【伝言】
◆第141回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー7月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第184号
1.変化の法則
「万物は陰陽の対で成立して、お互い対立しながら求め合うという変化の相を繰り返す。変化は万物の本質である」古代中国で編纂された易経。変化は無規則ではなく、対立する概念の統合の方向に変化する。弁証法的法則では。
2.フェシーフ を知っていますか
エジプト人なら誰しもヒトコト言わずにはおれないその食材は、「フェシーフ」と呼ばれるボラの塩漬け。猛烈な腐臭と塩気が特徴で、独特のクセが魅力。私の大好きな「くさや」に似ているのでは?嗜好品とは独特のクセをちょっと温和化したものでは?
3.トラン・アンユン
ベトナム生まれで、フランスのパリで育った映画監督。「青いパパイヤの香り」「シクロ」「夏至」などベトナムの女性、東洋の女性の美しさを描いていて私は大ファンです。東洋の美が西洋の美を超えたと感じた映画でした。映画は時代の先をみせてくれる。マーケッターはもっと映画を見なければ。
4.ロックフィッシュ
銀座コリドー街に「ロックフィッシュ」という有名なバーがあります。その店のハイボールは日本一だという人もいます。「しゅわしゅわドライ」の味で、日曜日も休みなく毎日15時から営業しています。私の馴染みのお店です。オススメです。
5.「つるつる」食べたい
成田空港のラウンジで、1〜2歳の赤ちゃんが「つるつる」食べたいと泣いていました。私も「つるつる」が食べたくなりました。赤ちゃんの擬音・擬態語はネーミングのヒントになるのでは。
6.目標を明確に
障害がおそろしいものに見えるのは、目標から目を離すからだ。Henry Fordヘンリー・フォード 原文は、Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals.
7.単純なものの方がハマる
今話題になっているおもちゃ、ハンドスピナー。ただ指でクルクル回すだけの玩具。単純なことが魅力では?みなさんの商品も、もっと単純にしたらどうですか。
8.小さなことに気をつけよう
小さなことでも見落とすな。ほんの少しの水漏れから、大きな船は沈んでしまう。ベンジャミン・フランクリン 米国の政治家、外交官、著述家。小さな情報に大きなヒントが隠されている。小さな、多様な情報が大きな成果につながる。
9.失敗は成功の母
失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ。トーマス・エジソン。失敗を恐れてはいけない。その先には成功のチャンスがある。
10.スイスチューリッヒ動物園
すごい、究極の動物エンターテイメント。人間と動物との距離が近く、園内で飼育されている動物達が、もともと住んでいた環境に合わせて、その生態系を維持できるように考えられている。BS3 2017.05.03放映を見て、すごい、感動。行って見る方が良いが、ネットでもぜひ見てください。すごい。
11.グローバルGDP
平均およそ3.6%。先進国は下回り、好調な米経済も2%の成長。他の先進国はグローバルGDPを下回る。新興成長国は2倍以上の成長をしている。これからのビジネスチャンスは新興成長国。ベトナムも、まだまだ魅力的です。
12.直感を磨こう
人生が積み重ねてきた経験、知識の産物であり、苦労して、しかも時間をかけて勝ち取ってきた、世界に関する理解である。毎日の気づきが直感を磨くスタートであるのでは。
13.富山のおき売り 先用後利(せんようこうり)
越中売薬のシステム。「病を治すのが先で利は後でよい」の意で、先に一通りの薬を預けておき、次回に訪問したときに使用した分の代金だけを受け取るという独自の販売方式のこと。古いけれど、新しいビジネスモデルでは。
14.リダンダンシー
多重性ということで、国土計画上では、自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化するサプライチェーン。資本の供給についても活用できるのでは?今の国政にも求められていないか?
15.反秀才
秀才は「頭が速く」、教育も短くてすむ。反秀才は論理より情熱が上回り、「頭は強い」が仕上がるのに時間がかかる。相撲の白鵬は秀才・天才型、稀勢の里は反秀才型の典型では。日本のノーベル賞受賞者には反秀才が多い。日本では反秀才を育てる人がいないのが問題。私は、「へんでおもしろいね」とほめている。柘植俊一さんの「反秀才論」が参考になる。