1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

新商品開発15のヒント!(6/27)

配信日:2017年6月27日

「新商品開発・ヒントビット」第185号

・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆    マツモト・新商品開発ヒントビット
■185○   発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001        毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・

2017年6月27日(火)
朝起きてヒントビット作成中、苦戦です。今までメモしたものをかき集め、面白そうなものをピックアップ。苦戦が続かないように念じています。

【伝言】
第141回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー7月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。

★新商品開発ヒントビット第185号

1.美の商品
美しい商品をつくる。たとえば、素材が美しい、生産方式が美しい、美しい工場でつくられる、店頭で美しい、保存場所でも美しく、もちろん使用する時も美しく、そして廃棄されるときも美しく。これからはもっと生活を楽しむDELIGHT商品が魅力になる。

2.ヒエラルキーの解体・再構築
排気量の大きな車から、知的で小さい車が上位概念に。化粧品も高級に対して、知的で賢い化粧品、IT商品もハイテクに対して使いやすいへ。旧のヒエラルキーを解体し、新しいヒエラルキーを作ろう。

3.商品開発は運動と一緒
練習すれば上達する、しかし練習不足で試合に出るから失敗する。毎日変化の気づきをメモする、コンセプトシートをたくさん書いてみる。店頭で他社の商品を評価してみる。練習は試合のように、試合は練習のように。

4.アメリカの若者にデジタル疲れ
紙の本への回帰、リアルの質感は忘れられない。

5.徹底して不満を解消するには
自分で徹底的に使ってみる。500回以上使ってみると、消費者が思ってもいなかった不満点が発見できる。

6.ネガティブ・マーケット・アプローチの活用を
自社ブランドを買わないネガティブ・マーケットを狙う。自社ブランドを買わない理由の発見、ネガティブ・マーケットの求めている効用を持ったPBの開発で、自社のトータルシェアーを高める。

7.コンプレックス
人間は自分のコンプレックスを消し去ろうとするのではなく、それと調和を保つようにつとめるべきである。A man should not strive to eliminate his complexes but to get into accord with them. ジークムント・フロイト コンプレックスも大事にしていこう。

8.「ストレス」の時代と商品
「ストレス」の時代に魅力ある商品を。妊娠すると柑橘類が欲しくなると言われています。酸味、ミント系商品の開発、ふわふわは快触感、ふわふわ柔軟剤、その他どんな切り口が考えられるか?

9.セグメントに対してインテグレーション
セグメンテーション発想に対して、新しいインテグレーション発想を。ロート製薬の「50の恵み」は一つのヒント。

10.生活快適提案ソリューションビジネスを
これからはソリューション型ビジネスが魅力。商品という部品ではなくソリューションへ、健康商品から健康ソリューションへ。体質強化ソリューションは?そのためにどのような商品群、ソフト、サービスを展開するのか。

11.志村ふくみ
ものをつくるとは汚すこと。そう思いつつ、偶然が、新たな肌合いを生み出す手仕事の魔力から逃れられずに来た。
わずか4日の間に花を咲かせる、はかない美しさが好き。明け方の霧、霞、風の匂い。「もののあはれを見つめる繊細な季節感。戦後の豊かさと引き替えに精神的なものを置き去りにしてきてしまった。」
志村ふくみ 読売新聞2003.08.08 日本人の感性を大事に深めていきたい。

12.「モノ」から「モノ語り」へ
より良い「生活時間」「生活空間」「生活方法」の物語を。その時・場所で、どのような商品が求められるかを考える。

13.変化の前触れ
頭打ち感、ちぐはぐ、バラバラ、ハプニング感に注意。

14.異才発掘プロジェクト
異才発掘プロジェクトが目指す「ふつう」の世の中
湯浅誠 社会活動家・法政大学教授のレポートが面白い。ぜひ一読を。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20161127-00064336/

15.不易流行の不易
不易とは変わらないもの、流行とは変わるもの。変化は大きなチャンスであるが不易を深く磨くと嗜好品になる。不易をスイスの時計に学べ。熟練工による、ものづくりのこだわりと機械式駆動装置を磨く、歴史という資産をいかに再生するか。

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