配信日:2002年11月15日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの ■■■・
■□■ MATSUMOTO・MINERAL ■□■
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本 勝英 ■■■・
・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
http://www.jorien.com
11月1日から14日まで、久々に楽ができると思っていたのですが、な
かなか問屋がおろしませんでした。内部の打ち合わせが多くて、外に行けず
刺激が薄くストレスが貯まります。
1日(金)ネット調査会社の人がネット調査の現状を説明に訪問。既存の
調査の安価の代替では面白くないと感じていましたが、あまり刺激になりま
せんでした。午後、来年企画している、健康マーケティングのプロを養成す
る講座のプログラムの打ち合わせ。日本人の健康価値観、健康マーケットの
捉え方、健康テーマの開発、商品コンセプト開発、健康マーケティング展開
について内容と講師陣のディスカス。
2日(土)から4日(月)の連休を利用して、仙台、松島、角館、宮古へ
紅葉見物に出かけました。なかなかでした。日本の四季が日本人の感性を育
んでいると実感。いい連休でした。仙台で行きつけの店、「伊達屋敷」のご
主人と最後の晩餐はなにがいいかと話し合う。おいしいご飯と上質なシラス
がいいです。その時はよろしくと依頼。彼はすでに最後の晩餐料理を何回も
つくっている料理人です。
5日(火)社内打ち合わせ、6日(水)セミナー「仮説提案型ニーズ開発」
講演。久しぶりに外部の人と会えました。顔を見ているだけで刺激になりま
す。なにか発信しなければという動機づけが思いもよらないアイディアを生
み出します。刺激されなければ。7日(木)半日社内ミーティング。独自性
開発のコンサルティング事前打ち合わせ。独自化の視点として、キャラクタ
ーをはっきりさせる、人間化させる、新しい言葉を創造する−文具に対して
ステーショナリー、カテゴリーを変える、専門を決めてそれに集中する、情
報価値の創造などを話し合う。
8日(金)健康テコの会、団塊世代の健康マーケットは魅力的。健康機能
の低下を把握して、ポジティブヘルス訴求が開発できれば面白いのでは、と
感じました。9日(土)10日(日)出社。雑事多数。11日(月)コンサ
ルティング仕事の内部打ち合わせ。
11日の夜、12日の午前、5時間かけて、「開発視点30−大人市場」
の生の声を読み込んでみました。50代男性50人、女性50人、60代男
性30人、女性30人計160人の計480枚のフリーアンサーで読み応え
十分。いろいろな意見がありました。思ってきた夢が叶うと夢にチャレンジ
する積極的態度。いろいろな夢にチャレンジしています。子供が独立して、
新たな暮らし替えにもチャレンジしていました。男性が家事、料理を楽しん
でいること、文化的趣味の拡がりも興味津々。社交ダンスは若返りおしゃれ
運動として楽しんでいること。また普段の生活の中にいろいろなアクセント
をつけて楽しんでいる暮らしも見えました。アナログ商品に大きな魅力を感
じていること。商品開発の切り口が見えてきました。今月30日を目安に、
30の開発視点としてまとめています。ご興味がありましたら是非お問い合
わせ下さい。
問い合わせは MailTo:webmaster@jorien.com
詳細はhttp://www.jorien.com/planning-kaihatsu30.htmlへ。
13日(水)14日(木)の2日間は「商品開発プログラムのたて方30
時間コース」セミナー10時間講演。アドリブを楽しみながら話していると
あまり疲れないから不思議です。受講者の中に、以前プロジェクトをご一緒
したことのある人の娘さんがいて、びっくり。30年やっているといろいろ
なことがあります。
最後に、「2003年日本オリエンテーションの商品開発プログラム」もご
参照下さい。
詳細、お問い合わせはhttp://www.jorien.com/project-2003.html
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
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MATSUMOTO・MINERALのバックナンバーは以下のアドレスで
ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html
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■□■…第76号の内容……………………………………………………‥‥・・
■■■ Table of Contents
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┛┛┛ 『改善とは』
┛┛┛ 『定番新価値』
┛┛┛ 『イメージ広告の役割』
┛┛┛ 『花王の新三条件』
┛┛┛ 『グローバルでローカルなブランド戦略』
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■『改善とは』
★解 説
WHATを集中化しシステムHOWをいかにして変革し、追求し、
生産性を高めいかに持続するかが改善。
★ミネラル
WHATの集中化が重要です。HOWの時代ではなくWHATの時
代です。
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■『定番新価値』
★解 説
市場が成熟化する中で定番商品を、リ・ニアールし続けることで消
費者を飽きさせない「定番新価値」を創造することが必要。
★ミネラル
消費者が飽きる前に、担当者が飽きてしまうことが問題。定番商品
の維持があって新商品が上積みされるのです。定番を大事に。
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■『イメージ広告の役割』
★解 説
イメージはベネフィットの代替ではなくそれをサポートするために
使われる。ブランドに独特のオーラをまとわせる、消費者のアイデン
ティティを明確にする、他製品ユーザーと自分を差別化できるように。
★ミネラル
オーラをまとわせることがブランド戦略にとって重要なことだが。
オーラとはなにか。オーラをまとわせるにはどのようにしたらよいの
か。オーラとは人や物が発する霊気ないし独特な雰囲気。アウラ(広
辞苑)難しいですね。どなたかご意見を。
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■『花王の新三条件』
★解 説
・最先端の市場情報がすばやく入る立場にあること。
・ニーズ発掘後の商品開発力があること。
・収益が生み出せること
今後も「研究開発のスピードアップを求めるが拙速は排する」「自前
主義はやめるがコア部門の研究は強化」
★ミネラル
入り口は変化の把握です。変化を把握することより変化を創造でき
るともっといいですね。
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■『グローバルでローカルなブランド戦略』
★解 説
基礎的な消費者ニーズは同じ、きれいな皮膚、サラッとした赤ちゃ
んのお尻、虫歯のない歯はどんな国でも変わらない。しかし、独特の
消費者認識やローカル市場の特徴に対して独自のマーケティングが必
要になる。「チアー」の日本市場における失敗「お湯、ぬるま湯、水
のどの温度でもきれいに洗える」日本の風土、習慣にミートしていな
かった。
★ミネラル
歴史、風土というのは暮らしの基本。それらを無視するとなかなか
受け入れられない。これからは、グローバル化に対して「クレオール
化」個々ののアイデンティティーを認め合った上の「融通無碍な文化
融合」的マーケティングが必要では。
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■□■…「MATSUMOTO・MINERAL」とは……………‥‥・・
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数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
原則として毎月2回(1日と15日)みなさんのメールに投げ込んで行
きます。触ってみてください。
<ご協力のお願い>
MATSUMOTO・MINERALは現在4000人以上の方にお読
みいただいています。ぜひいろいろな方にお読みいただきたいと思って
います。みなさんの周りの方にご紹介ください。
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第76号 (2002/11/15) (c) 1999 Japan Orientation
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