配信日:2002年11月01日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの ■■■・
■□■ MATSUMOTO・MINERAL ■□■
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本 勝英 ■■■・
・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
http://www.jorien.com
11日に事務所を引っ越し、まだなじめず少しブルーな毎日です。新しい
環境になじむことはストレスを伴います。職場、仕事が変わる人はもっと大
変なのでは。納得した変化は満足をもたらしますが、納得していない変化は
不安の源です。いま納得していない変化が蔓延している時代では。
15日(火)第20回魅力研究会、テーマはニッチ戦略でした。音楽の世界
ではインディーズが話題になっています。成功のポイントは個性、こだわり、
共感者の3Kだそうです。個性とは「想い」では。「想い」のない商品には
魅力が生まれないのでは。こだわりとは開発のプロセスでは。消費者が共感
してくれるプロセスを経ているかが重要。また、少数でも熱烈な支持者が必
要。長野県知事選挙にみられる勝つ手連はその熱烈な共感者では。これから
は、マスマーケットとニッチマーケットのコンビネーションが成長にとって
重要では。
16日(水)・17日(木)「第75回商品開発プログラムのたて方30時
間セミナー」のスタート。21人の参加者で参加者の企業の顔が見え、ライ
ブ感をだいじにして、これからの商品開発セオリーと参加者との生のキャッ
チボールを楽しみました。
11月は、13日(水)「時代・市場・生活価値観の変化をとらえた商品コ
ンセプト発想法」、14日(木)「消費者テストによる商品コンセプト力・
製品力・競争力の評価手法」個別テーマの参加も歓迎です。
問合せ、申込はhttp://www.jorien.com/seminar-30.html
18日(金)は二つのミーティグ。一つは、ユビキタスライフをデザインす
るための話し合い。いつでも、どこでも、誰でも必要としている情報を入手
できるプログラム開発とシステムについて話し合い。もう一つは「生活・文
化・魅力開発研究所」を作ろうという構想。生活、文化の研究から商品を開
発する視点は日本オリエンテーションの原点です。大学、研究機関とのネッ
トを生かし、企業・研究者・日本オリエンテーションが一体になって次世代
商品開発の生活・文化研究の「場」を創造していきたいと思っています。
などの共同研究会を開催し、調査などを取り込み実践的な研究成果を生み出
していこうと思っています。
19日(土)日本インダストリアル協会50周年記念シンポジウム「新世紀
デザイン革命」を聞きに行きました。日産自動車社長のゴーンさんのデザイ
ン重視の経営、建築家伊東豊雄さんの21世紀デザイン論に共感。完成され
たクローズドなデザインからプロセスを重視したオープンなデザインがこれ
からのデザインではないかとの提案に賛同。
22日(火)大手繊維メーカーの部長と打ち合わせ。重点市場の選定とフォ
ーカスマーケティングについて。ナンバーワンになれる、情熱がもてる、経
営的に魅力があるなどフォーカシングについて。23日(水)健康マーケテ
ィング研究会へ。夜、イタリアマーケティング研究のテコの会へ。
25日(金)健康商品開発調査の打ち合わせ。意識と行動のギャップをどう
発見するか。ポジティブヘルス、ネガティブヘルスの視点からターゲットを
どうクラスター化するか、商品への期待効用のクラスター分けは、等々。
夜は、ワインメーカーで、日本のファインワインと海外のワインを飲み比べ
ながら日本市場をどう開拓するかのディスカッション。飲みながらの話はホ
ンネがでて面白いです。
28日(月)化粧品メーカーで官能を研究している専門家と、ものづくりと
視点の官能から商品コンセプト開発視点の官能に役割を変えていくことが重
要。そのためのシステムはどうあるべきか。日産自動車がルノー社から導入
した『パーシブド・クオリティー・チーム』と呼ぶ評価チームの、商品の品
質感などを数字に置き換える仕組みに興味が大ありです。
本来のコンサルティングの仕事をしながら、楽しんでいます。
ブルーよ飛んでけ。
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
<伝言メモ>
2003年日本オリエンテーションの商品開発プログラムです。
私どもと一緒に課題を解決しませんか、そして飛躍しませんか。
★主なコンサルティングプログラム
1.「商品戦略コンサルティングプログラム」
2.「商品コンセプト開発プログラム」
3.「時代・市場・生活価値観の変化引き抜き商品コンセプトバンクづくり
プログラム」
4.「商品開発カウンセリングプログラム」
5.「健康マーケティング商品開発プログラム」
★主な社内教育プログラム
1. 商品開発部門間共有化プログラム
2. 商品開発ノウハウ体得社内教育プログラム
3. 商品開発徹底プログラム
4. 健康マーケティング・商品開発プロ養成プログラム
★主な公開セミナー
1.「商品開発プログラムのたて方30時間コース」
2. 商品開発実践演習コース
3. 商品開発指導要領リーダー講座
4. 商品開発エッセンス講座
★魅力研究会の開催
★「開発視点−30」の提案
★生活・文化・魅力開発研究所の開設
詳細、お問い合わせはhttp://www.jorien.com/project-2003.html
<行きませんか「商品開発塾−会津車座塾」>
★第2回「商品開発塾−会津車座塾」は12月6日(金)7日(土)1泊2日
の泊まり込みで行います。第1回は6社の方が参加され、深いミーティングの
「場」になりました。テーマは「3〜5年後の『魅力』開発視点を深く考える」
です。
詳細、お問い合わせはhttp://www.jorien.com/kurumaza-2.html
<3時間エッセンスセミナー>
★「仮説提案型ニーズ開発−3時間セミナー」
提案することによって需要を創造することが、これからの商品開発です。
変化を引き抜き仮説を開発する考え方、調査の方法を提案します。3時間、
参加費10,500円です。
11月6日(水)13時〜16時。
詳細、申込はhttp://www.jorien.com/seminar-needs.html
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MATSUMOTO・MINERALのバックナンバーは以下のアドレスで
ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html
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■□■…第75号の内容……………………………………………………‥‥・・
■■■ Table of Contents
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┛┛┛ 『近代性』
┛┛┛ 『新ライフスタイル』
┛┛┛ 『人間らしい仕事の仕方』
┛┛┛ 『インターネット1000万人都市構想』
┛┛┛ 『環境特許(キヤノン)』
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■『近代性』
★解 説
アメリカの衰退を考えるとき「文明」という側面で、「近代性」
というものが意識されている。「近代性」とは産業の効率主義、政
治の法治主義、社会の改良主義、そして生活面の個人主義。これら
が過度に進んだ結果「アノミー(無規制)状態」という病を生み出
している。アノミーの不安をやわらげることが不可欠。
★ミネラル
近代の衰退です。堤清二さんが「ユートピア消滅」(集英社新書)
の本を出したこともこのような背景では。いまの時代は「ユートピ
ア」を描けない時代では、私だけが「小さな幸せ」が得られればも、
かなえられない時代。
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■『新ライフスタイル』
★解 説
23区内マンション居住者のライフスタイル。「東京新マンショ
ン族」は都心遊民、コンサート、映画、都心レストランでの外食。
独身女性も。
★ミネラル
遊民感覚がこれからの1スタイルでは。家庭から外へ。外の生活
空間が広がります。メーカーはどう対応しますか。
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■『人間らしい仕事の仕方』
★解 説
規則を原則に変える。これはより挑戦のしがいがあり、興味深く
そして人間らしい。
★ミネラル
上からの規制ではなく、自発的マインドをどう刺激するか。いま
までは仕事をゲームにすることが重要と言われてきましたが、これ
からはプライドがだいじでは。
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■『インターネット1000万人都市構想』
★解 説
インターネットによって1000万人都市を作る構想(富士通)。
ネット証券、ネット専業銀行、比肩、農林水産、エネルギー、流通、
運輸、サービス、あらゆる製品、サービスをネット上で取引できる
ようにと、そしてコミュニティーの場に。
★ミネラル
生活、行政など誰でもがアクセスできるネットが出来、ことが進
んでいくと面白い。富士通の構想はどうなったのか気になります。
元気なお年寄りが楽々利用する方法はどうするのかいろいろ課題が
ありますが。これから老人心理学、認知心理学が重要になるのでは。
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■『環境特許(キヤノン)』
★解 説
環境対策をめぐる特許技術をしっかり蓄積。環境特許が経営戦略
のカギを握る。欧州を中心に使い捨て消費文化を許さない風潮が拡
がっている。
★ミネラル
作る技術、使い方の技術に対して、これからは捨てる技術が重要
です。環境特許を他社、外国の企業に抑えられてしまうと大変です
よ。
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■□■…「MATSUMOTO・MINERAL」とは……………‥‥・・
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数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
原則として毎月2回(1日と15日)みなさんのメールに投げ込んで行
きます。触ってみてください。
<ご協力のお願い>
MATSUMOTO・MINERALは現在4000人以上の方にお読
みいただいています。ぜひいろいろな方にお読みいただきたいと思って
います。みなさんの周りの方にご紹介ください。
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第75号 (2002/11/1) (c) 1999 Japan Orientation
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┛┛┛ 発行者 日本オリエンテーション 松本 勝英
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