配信日:2012年8月21日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第318号 Table of Contents □■
◇マツモト・新商品開発ミネラル
『勝手に作られる広告 消費者目線で鋭い洞察力』
『仮想都市でドライブ』
『児童心理』
『おカネって何?−自由をもたらすけれど』
『団粒構造』
◇伝言
◆第118回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
9月6日スタートです。30年、3000人以上の方々が参加しています。
118回には、トイレタリー、エネルギー、空調、化粧品、オートバイ、音響、時計、食品、製薬、アパレルなど19名が申し込まれています。
商品開発の全てが学べる6日間36時間のセミナーです。
◆「学び合いの場」9月10月の予定
参加者の触発の『場』です。皆さんの体験をもとに、新しいクリエーションを起こしていきたいと思っています。初めての方もぜひご参加を。
『ボクシングの魅力を発見する』9月10日(月)
『ソーシャル・ニーズと商品開発&CSR』9月14日(金)
『感動体験開発』10月2日(火)
『美・エステティックマーケティングと商品開発』10月23日(火)
時間:19:00〜21:00(終了予定、延長あり)
会場:日本オリエンテーション事務所
参加費:1,000円(サンドイッチ、飲料付き)
申し込みは office@jorien.com
2012年8月21日(火)
23日からベトナムへ行ってきます。ホーチミンからハノイまでの1700kmの南北鉄道に乗るのが楽しみです。全長30時間の鉄道の旅ですが、どのような人たちとの出会いがあるか、ワクワクです。8月31日にハノイで70歳の誕生日、ベトナムにいる心友がお祝いをしてくれるそうです。新しい70代の楽しい出発にしたいと思っています
■『勝手に作られる広告 消費者目線で鋭い洞察力』
★気づき
動画共有サイトの登場で誰もが映像製作者になれる可能性を手に入れた。広告主や広告代理店が動画共有サイトのユーザーに注目されるような動画を作り、それがウイルス的に口コミで広がることを期待する「バイラル動画プロモーション」と呼ばれる手法も登場。面白い現象をいくつか生み出している。『勝手広告』と呼ばれるそうだ。"勝手"という言葉はもともと携帯インターネット業界の言葉で、各携帯事業者の専用網上にある「公式サイト」に対し、ネット上に存在する"公式外"のサイトを"勝手サイト"と呼んだことから来ている。『勝手広告』は通常の広告とは違い、広告主に事前の承諾を得ないまま、広告制作の発注を受けたわけでもないのに、"勝手"に広告が作られる。広告主から見ると、いつの間にか動画共有サイトに自社ないしは自社商品の広告が出ている。
例えば、YouTubeで「勝手広告」と検索すると、地方の中小企業から誰もが知っているブランドのものまで、多数の"広告"がアップロードされるが、これらはすべてユーザーによって作られた広告。米国ではマクドナルドのチキンナゲットの大ファンという若い男性2人が、商品をたたえる歌を作り、米国版『勝手広告』としてYouTube上で大人気となった。
注目したいポイントは「広告代理店の広告クリエイターが不在」なまま生み出された「広告」ということだ。1人の優秀な広告クリエイターに対し、100人のアマチュアないしはセミプロ映像作家がいたとして、どちらから「いいアイデア」が出てくるか、その境界線があいまいな時代が来ているのかもしれない。
日経産業新聞2009.4.14
★コメント
メーカーの思惑とは異なる情報の発信が起きている。上からの発信ではなく、横、下からの発信。おもしろいけれど怖いですね。
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■『仮想都市でドライブ』
★気づき
マツダはネット上の仮想都市で商品化前のコンセプトカーを試乗させる新たなマーケティングを始めた。パソコン上で外観を360°どの角度からも見られるほか、内装も自分が乗車した感覚で見渡せる。試乗の際は自分が運転している感覚も楽しめる。仮想都市内で利用者同士が会話できる機能を生かし、試乗者からデザインの評価などを収集する。トヨタや日産の米国法人も市販車を試乗できる仮想店舗を設けるが、マツダは商品化前のコンセプトカーを用意したのが特徴。
日経産業新聞2007.3.6
★コメント
今もやっているのかわかりませんが、バーチャルな時代のテスト手法としては大変面白い。消費者とメーカーの共創開発にもつながるのでは。
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■『児童心理』
★気づき
遊びの性差の傾向として「少年はすべてを把握しようとし、少女は自分だけのお気に入りを見つけたがる」。カードなり人形なりで全種類のポケモンを集めようとするのが男の子。身の回りを1種類のポケモン・キャラクターで揃えようとするのが女の子。251種類もいるポケモンなら、どちらの要求も満足させられる。
★コメント
性差による遊び方の違いの一つ。大人になっても続いているのでは。
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■『おカネって何?−自由をもたらすけれど』
★気づき
「おカネで買えない何かがある。人だ。」
機械や工場などのモノが利益の源泉だった産業資本主義に対し、現在は人こそが利益を生み出す「ポスト産業資本主義」と位置づける。結局、おカネは人類を幸せにしたのか。「貨幣は人間に自由を与える。ただ、自由ってものは必ずしも人々を幸福にしない。」
東京大学 岩井克人 教授
日経新聞2007.4.9
★コメント
いま高齢者ではお金への執着が強くなっている。将来への不安対策だと言われている。お金は本当に幸せにするのかを考えてみたい。
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■『団粒構造』
★気づき
見事な森林を育む土壌は、微小な腐植土の粒子が集まってより大きな固まりを作る「団粒構造」になっていると教えられた。粒子の間には大きさの違う間隙があり、生物に不可欠な多様性に富む養分と水を適度なバランスで保持する。豊かな森を持った山からしみ出る水に含まれる養分が、やがて海に注がれ、これが海の幸を育てる。この大自然が持つ営みの基本的構造は、人間社会にとって限りない教訓と示唆に富むものではないか。人間社会でも団粒構造のように様々な集合・組織を作るが、それぞれの個性や特質を保持し、多様性を大切にしながら、相互に協力しつつ共生する智慧が生かされないであろうか。
元 検事総長 原田明夫氏
日経新聞2007.3.3
★コメント
粒子のスキマは、社会の余裕では。社会の心の余裕が新しい養分、人材を生み出すのでは。
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◆土日朝一番の映画
*「ヴァージニア」監督;フランシス・フォード・コッポラ キャスト;ヴァル・キルマー、エル・ファニング
作家エドガー・アラン・ポーに導かれ、幻想世界に誘い込まれた。盤面が7つある時計が絶対的時間から各々の時間を表現している。ヴァル・キルマー、エル・ファニングがよかった、おすすめです。混んでいますので予約を。
*「トータルリコール」監督;レン・ワィズマン キャスト;コリン・ファレル
フィリップ・K・ディックの原作。アクションも映像もすでに見てしまった感を越えられていない。リメイクの難しさでは。始めて見る人はアクションだけに目を奪われないように。まあまです。
*「セブン・デイズ・イン・ハバナ」
7人の監督による、キューバの首都ハバナでの1週間。映画、男娼、酒、出会い、友情、夢、希望、亡命、マリア、絆があり、全編キューバ音楽。楽しい映画でした。おすすめです。
*「画皮 あやかしの恋」監督;ゴードン・チャン キャスト;ジョウ・シュン、ヴィッキー・チャオ
清代の短編小説集『聊斎志異』の1篇を映画化した怪奇映画。妖魔の物語。人間の心臓を食べる美人妖魔との愛と戦い。中国アクション大好き人間としてはちょっと物足りないが、美人女優2人(ジョウ・シェン、ヴィッキー・チャオ)の共演は楽しめました。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第318号(2012/8/21) (c) 1999Japan Orientation
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