配信日:2013年3月5日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第331号 Table of Contents □■
◇マツモト・新商品開発ミネラル
『「足るを知る」社会モデルへ』
『感情模索』
『感動』
『犀の角のように孤独に歩め』
『衰えゆく言葉を鍛えよ』
<伝言>
◆第122回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2013年4月18日(木)スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。
◆第15回「商品開発車座塾」
異業種の商品企画・開発者の学び合い、触発の「場」です。
テーマ:『時代・市場・生活価値観の変化の芽を引き抜く』『イノベーション力を付けるスキルを学ぶ』
日時:2013年6月14日(金)〜15日(土) 1泊2日
場所:福島県会津若松 「向瀧」
コーディネーター:日本オリエンテーション主宰 松本勝英
2013年3月5日(火)
春がもうすぐ、早起きの習慣をつけるにはたいへんよい時期です。まだみんなが寝ている5時頃から(4時でもよいのかも)、本を読んだり、考え事をする最適時間です。若い人もぜひ。
日本オリエンテーションの事務所が3月11日より文京区西片から千代田区麹町に移転します。
新住所:〒102-0083東京都千代田区麹町2-10-3 リ・ノウ麹町4F
電話:03-4540-6254 FAX :03-6869-3802
よろしくお願いします。
■『「足るを知る」社会モデルへ』
★気づき
経済成長を前提にした社会モデルから、「足るを知る」社会モデルへ。
自らの手で暮らしを創るからこそ、「足るを知ること」が出来る。高度化する現代社会は、自分の生活がどう成り立っているのか、命の根っこがどこにつながっているのか、見えなくなっている。私たちはシステムに自動的に組み込まれてしまうから、管理や運営への責任感や主体性が生まれない。「誰かに」まったくのお任せ。だいじなのは自分たちの手で、自分たちの暮らしをつくっていく自治の精神。自然エネルギーは自治再生の教材。豊かさとは、信頼できるコミュニティ、人と人のつながりがあって、お金に頼り過ぎず生きられること。隣近所で融通しあったりする「おすそ分け」の経済があった方が安心できる。
NPO法人「地域再生機構」副理事長 平野彰秀
朝日新聞2012.5.29
★コメント
一昔前の生活は、根っこがあったのでは。便利、豊かさが生活の根っこを奪っていることに今気づかないと、戻れなくなってしまう。生活のブラックボックス化が進んでいる。
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■『感情模索』
★気づき
近頃、気分や気持ちや心の向う方向がちょっと変わってきている。大嫌いなのについ引かれてしまう。不安だから安定を探るのではなくて、もっとつらい不安定を願うとか。岸部四郎の自己嫌悪ブログ。プロ野球監督野村のぼやき。毒舌漫談綾小路きみまろの毒舌。
朝日新聞2009.1.1
★コメント
現在も、マツコデラックス、LiLiCo(リリコ)が人気。ストレートの痛みがうっぷん晴らしになっている。ちょっと暗い。
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■『感動』
★気づき
感動とは制約がある中での価値の再発見に伴う感情。つまり失敗、苦難、別離、死という制約が大きいほど、大事なものを得た時の感動も大きい。感動は、刹那的な個人の利益から、長期的な他者や社会の利益に意識を切り替えることが重要。
大平英樹 名古屋大学
朝日新聞2012.8.9
★コメント
大きな社会の感動をつくろう。
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■『犀の角のように孤独に歩め』
★気づき
「犀の角のように孤独に歩め」つながり過剰に情が縛られたら己を失う、つながり過剰にその恐れを感じて、犀の角のように孤独に歩むように。
正現寺住職 小池龍之介
★コメント
孤独もいいものだ。ときどき孤独になろう。そして孤独に強くなろう。
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■『衰えゆく言葉を鍛えよ』
★気づき
「閉塞と嘆いて成長を夢見るより、限界を見通して社会を変質させるべきではないか」世界は「限界期の入り口」にきている。歴史・哲学・言語を含めた文学の欠如のために世界は復讐されるかもしれない。欠如とは言葉の衰え。言葉とはその国の歴史の流れの中で自然に展開していくが、現代は、歴史から切り離された新造語が、特に経済では多いのでは。例えばイノベーション。思ったことを口に出してみたら、とんでもないことだったとか。その抑制力がずいぶん失せてきた。職業の中で言葉を鍛えていく。政治も経済も常套句をほぐして思考の流れに乗る言葉で話す。今のような複雑な事態を複雑なまま、出来るだけ正確に伝えるのは難しいが、まずは一つ呼吸を長くする。守りの時、守る方が複雑で個々の負
担が重くなるが、滅亡の時期を遅らせるために必要。日本人は、改革は苦手だが取り繕いは得意。姑息に見えるがなかなかの美徳と効用がある。
古井由吉
朝日新聞2013.1.8
★コメント
生活に根付いた言葉が失われていく。言葉と意味が分離して得いる。
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◆土日朝一番の映画
「ゼロ・ダーク・サーティー」監督;キャスリン・ビグロー キャスト;ジェシカ・チャステイン
CIA映画でいろいろな見方はありますが、11年前の隠された情報を追い続けていく捜査官の執念とオサマ・ビン・ラディン急襲のシーンは緊張感があり、映画としては面白い。60%の確率での攻撃は?アメリカとCIAの衰退を感じる。
「マリンゴールド・ホテルで会いましょう」監督;ジョン・マッデン キャスト;デヴ・パテル、ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ
楽しい映画でした。シニア再生のストーリー。インドのエネルギーとヨーロッパの成熟感の融合。
「世界にひとつのプレイブック」監督;デヴィット・O・ラッセル キャスト;ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパー
喪失感に深く悩んでいる女と男の立ち直りモノ語り。2人の葛藤が見どころ。好演です。ジェニファー・ローレンスがアカデミー賞主演女優賞。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第331号(2013/3/5) (c) 1999Japan Orientation
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