配信日:2016年5月17日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第399号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『清貧の政治思想』
『仕事力、老化してない?』
『社会インパクト投資を育てよう』
『言葉には2種類ある』
『フリクション(摩擦)を取り除く』
<伝言>
◆第136回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
7月7日スタート
HPから参加申し込みが出来ます。
★商品開発プロになるための実践練習場です
★“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ
★好奇心に火をつけるセミナーです
◆商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
◆商品開発社内教育−発想刺激の「場」です
2016年5月17日(火)
ホーチミン雑感
5月7日(土)から14日(土)までホーチミンへ。
・成田からの飛行機の中、茨木県結城市でメロンづくりをしている、ベトナム人農業研修生の兄弟と農業の話、かたことの日本語に茨城なまりがあり微笑ましい。3年研修後の人たちを組織化してベトナム農業の革新をして行くことがおもしろいのでは。
・日本留学生起業家と、プロの人材育成と、農業の革新のディスカッション。これからも継続化していく。BLOF農法を研究してみたい。
・新プロジェクト「コロッケ最高」ミーティング。日本のおいしいコロッケをベトナムの人たちのおかず、おやつ、朝食、昼食として提案、日本の食文化を屋台100店で展開、6月にスタート。
・Asia Plusの黒川さんとベトナム市場・消費の話し合い。ベトナムで消費者の生の声をベースに分析をしています。収入以上の消費の実態、商品タイプ別の消費スタイル、エリア消費力など、ベトナム市場の生の話を聞きました。おもしろい調査をやっています。
・帰国の飛行機の中で、インドネシア人の若い女性と隣り合わせ、日本観光のビジネス・ウーマン、日本のこと、インドネシアのことを話しながら寝ないで日本に帰国、機内のハラル食を試食。
いろいろな出会い、触発の旅でした。
■『清貧の政治思想』
★気づき
「モノを買う時、ヒトは金で買っていると思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ。生きて行くには働かないといけない。でも働くだけの人生ではいけない。ちゃんと生きることが大切なんだ。たくさん買い物をした引き換えに、人生の残り時間がなくなってしまっては元も子もないだろう。簡素に生きていれば人は自由なんだ。」
「清貧の政治思想」前ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカさん
朝日新聞2016.04.01
★コメント
幸せとは、高いものをたくさん持つ『モノモチ』ではなく、よい家族、仕事仲間、趣味の仲間を持っている『ヒトモチ』では。ミヒャエル・エンデの『モモ』のように時間泥棒に気をつけなければ。
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■『仕事力、老化してない?』
★気づき
酒席は同僚ばかり=人脈硬化/挑戦案件は次々否定=NO梗塞
世界的ロック歌手、デビッド・ボウイさんは若いうちにヒット曲で名声を得た後も安住せず、常に革新的なアルバムを世に出し続けた。今月69歳で病死するまで若手に負けず最前線にいた彼は、多くの名文句を残している。
「僕は何処(どこ)にも住んでいない。自分の土地を手に入れ、そこに家を建てて『これぞ我が家』なんて考えたこともない。そんなことをしていたら僕の世界は壊滅だったよ」(「総特集デヴィッド・ボウイ」河出書房新社より)
日本経済新聞 2016.01.12
★コメント
遊び・学び・働く、他人と触発の『場』を作る、過去の成功体験を捨てて新しい成功体験を作って行きたい。
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■『「社会インパクト投資」を育てよう』
★気づき
障害者や低所得者への支援など国内外には解決が望まれる数多くの社会的な課題がある。通常、これらの問題解決は政府の仕事だ。民間が投資して利益をあげる分野にはそぐわない。ところが今、「社会的インパクト投資」という社会問題解決と収益の両立を目指す投資が世界的に注目されている。「収益をあげながら社会的課題の解決を継続できる社会的企業の育成や環境整備」「リスク、リターンに加え社会的インパクトを考慮した投資の推進」を提言した。具体的な事例が英国にある。出所した元受刑者の再犯率の高さに悩んでいたある刑務所は投資家から資金を集め、その資金で受刑者に対する再犯防止教育を実施した。社会的企業がそのプログラムの企画、実行を受託している。成果は出て、再犯率低下が確認された。刑務所は再犯率が下がったことで削減できる行政コストの一部を投資家に還元するという。
日本経済新聞2014.10.06
★コメント
私利益成長のみを求める投資とも、見返りを求めない寄付とも違う。20〜30代の投資家は使い道に社会的な意義を求めるようになった。貧困解決、ホームレス解決、過疎対策などを解決するような「社会的インパクト投資」がこれからのびてくる。
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■『言葉には2種類ある』
★気づき
美しい花を見た時「きれいだね」と誰かに説明するように、他者とコミュニケーションするための言葉が皮膚の言葉。一方、腹が痛くて思わず「痛い」と叫ぶように自分の内側から熱く口をついて出る言葉が内臓の言葉。世間では皮膚の言葉が重視されているが、人間には内臓の響く言葉こそ必要だと吉本隆明さんは言った。
ノンフィクション作家 梯久美子さん 思想家の吉本隆明さんからの言葉
朝日新聞2016.04.28
★コメント
『内蔵の言葉』を使えるような企画者でありたいな、そんな言葉でプレゼンテーションもしたいな。
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■『フリクション(摩擦)を取り除く』
★気づき
ツイッターの共同創業者であるジャック・ドーシーは「フリクション(摩擦)を取り除け」と言います。たとえば、タクシーの配車サービスで予約をして支払いの登録も先に済ませておけば、車に乗ってからは行き先を指示することも支払いをする手間もなく余分な会話がなくなり、それによって運転手との間でより自然な会話が生まれるようになりました。私たちも、店舗から摩擦を取り除く手伝いをしたいのです。
「データは人の心を動かせるのか」楽天 執行役員・北川拓也
『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』2016年6月号
★コメント
ストレスを考えてみたい。社会的ストレス、男・女のストレス、高齢者のストレス、子供のストレスなど、社会・消費者自身も気づいていないストレスがたくさんあるのでは。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『レヴェナント』
ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にした。現地の女性とできた子供を守る愛の映画であるとともに、自然の過酷さ、復讐のあり方などが横糸。自然林の景色が良かった。期待が大きすぎたのか、結末が何か想定できてしまうので、期待していた感動感がなかった。ストーリーがシンプルだからか?だけど楽しめる映画です、オススメです。
『スポットライト 世紀のスクープ』
教会の悪、神父による性的虐待を追求する地方新聞と記者たち。権威への戦いを挑む記者魂とその戦いにワクワクドキドキ。オススメです。
『光の墓』
「ブンミおじさんの森」のタイアピチャン・ウィーラセタクン監督。前に見て感動した映画でした。アジアの神秘性、静寂、色と光の世界を堪能しました。オススメです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第399号(2016/5/17) (c) 1999Japan Orientation
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