配信日:2018年11月6日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第445号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『「フツー」という無意識』
『トマト素材の香水 ニナリッチが発売』
『健康至上主義という病』
『メンタル味覚』
『リピート』
『「なぜ、なぜ、なぜ、と深く掘り下げる」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
<伝言>
◆第148回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2018年12月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです
2018年11月6日(火)
アーカイブ
1999年10月1日のマツモトミネラル創刊号から最新号まで、マツモトミネラルがどのような発信をしていたか、今でもヒントになるかを、自分自身もう一度見直して見たい気持ちから、過去の中からまだ面白いと思えるものを再編集してみました。
コメントに、追加のコメント*をつけました。
面白いのに出会えるかお楽しみです。
■『「フツー」という無意識』
★気づき
現在は「普通」こそ最も重要な問題にしなければならない時代なのだ。「普通」というもの自体がどういうものかわからなくなっている。特に子供や若者にとって「普通」と「特別」の境界が不分明になっている。
「吉本ばなな」はまさにその「普通」と「特別」の境が見えにくいところで作品を書いている。
マツモトミネラル第2号1999年10月15日
★コメント
普通で人を魅了するデザインをすることは大変難しい。普通で魅力のある商品を創りたいですね。ごてごてした、あれもこれも入った商品は魅力に欠ける。
*今シンプルの価値が注目されている。シンプルに考え、シンプルに作る、そんな時代では。
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■『トマト素材の香水 ニナリッチが発売』
★気づき
主な購買層を15〜20歳の女性においた。素材にトマトの葉、花、実を使用し、ざん新な香りをつくりあげた。
マツモトミネラル創刊号1999年10月01日
★コメント
96年に売り出されたのですがまだ売られているのでしょうか?
私には新鮮に感じました。野菜は「聖」感、「浄化」感があり今でも新鮮に感じています。ベジタリアンも肉食者と比較しても新しさがあります。ベジタリアンをテーマに食を考えたり、いろいろな分野で野菜はまだまだ面白い。
*肉の時代の次に野菜の時代が来た。野菜の時代の次は何の時代になるのか?
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■『健康至上主義という病』
★気づき
死にかたが弱くなれば生き方も弱くなる。病み方が衰えれば愛し方も弱まってしまうと思う。立川昭二氏
マツモトミネラル創刊号1999年10月01日
★コメント
健康至上主義は病である。不安の時代のなかで病はどんどん深くなっている。
自然治癒力、免疫など新しい健康観の台頭が求められているのでは。
*死が意識される時代になって来た。否定的な死から、肯定的に死を捉えていく時代になって来た。
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■『メンタル味覚』
★気づき
あまい―温和・柔軟―精神安定
からい―活性・代謝・発汗―刺激
にがい―コク・深み―嗜好品
しょっぱい―塩分―不可欠―食品全般
すっぱい―酸―活性・覚醒
内分泌―刺激・健康増幅、調和
味覚をメンタルケアーの視点で見ると。
マツモトミネラル第2号1999年10月15日
★コメント
メンタル訴求の時代である。消費者は今どんな心理状態で、どのような心理状態になりたいのか、そのためにどんな味覚を欲しているのか。精神安定のためにどんな味覚、どんな甘さを欲しているのか。チョコレートの甘みではなく、羊羹の甘みの方が精神安定に合っているのでは.メンタルケアー商品の開発を。
*人間関係のストレス、時代の変化と人間のスピードの違いによるストレス。
どのようにストレスを解消していくのか、マインドフルネスもクローズアップされている。
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■『リピート』
★気づき
再春館製薬(熊本)ではテレビ、雑誌、フリーダイヤル、サンプル配荷、Tel、を活用した販売方法です。 サンプル使用者の35%が1回目の購入。購入回数が4回になると以後の継続購入率は90%に高まる。10回を超えると完全に固定化。
マツモトミネラル第2号1999年10月15日
★コメント
リピート率が50%を超えるとヒット商品になるといわれています。再春館製薬の成功方程式は素晴らしい。
*売り上げは、トライアル×リピート、これからはリピート重視のマーケティングを展開していかなければ。やみつき研究、ファンづくりは重要な課題です。
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■『「なぜ、なぜ、なぜ、と深く掘り下げる」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
よく消費者視点で商品開発をしましょうということで、デプスインタビューをしたりしますが、その時に、「この商品のなにが良かったですか?」という質問をして、対象者が「効果がありました。とてもしっとりしました」といった回答があったら、そこで終わるインタビューが多くあります。いつ、どこが?はもちろん。なぜ、しっとりしたいのか?他のカテゴリーのしっとり感と比べてどんなレベルか?なぜしっとりしたいのか?まで聞くことで、商品価値を高めることが出来ます。
具体的な例としては、「お風呂から上がって、1時間後にいつもかさついてきて、ミストを使用することが多いのですが、この商品を使うと、ミストを使わなくてもいいと思う位しっとりしました」といったことが出てくるまで、なぜを繰り返すといいです。ここまで聞きだせば、ミストに使うコストの分は値段を高くしてもいいということになります。さらっと聞くだけでは、その効果の意味を見過ごしてしまいます。
なぜなぜなぜっと深く掘り下げてないと、いい商品開発が出来ないと思います。
忽那 公範(くつな きみのり)
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『search サーチ』
16歳の女子高校生の失踪事件。失踪されてみると娘のことは何もわからなかった父親。ネットの中で娘の実像と失踪、実は犯罪の真相を追求していく物語。
27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティが監督を務めた、新しい感覚の映画で、最後のどんでん返しがネットならではの面白さがあった。
『華氏119』
ドキュメンタリー監督のマイケル・ムーア作品。共和党、民主党の権力者を否定し、反権力に立ち上がった若者たち、女性蔑視に反旗をひるがえす女性たちの新しい力に期待を寄せる。最後の10分ほどトランプとヒトラーを重ね合わせて、今の時代の危険性の警笛を鳴らしている。終了後共感の拍手が起こった。おすすめです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第445号(2018/11/6) (c) 1999Japan Orientation
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