1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第446号

配信日:2018年11月20日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第446号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『アイデンティティー』
      『定番』
      『非東京』
      『六根清浄』
      『等身的価値』
      『「商品開発で、値段は大切な要素」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』

<伝言>
第148回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2018年12月6日スタート。ゲスト講師の参加でより充実。
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです


◆『わくわく触発の会』感動、驚き、わくわくの商品を開発しよう。
松本勝英(日本オリエンテーション)と忽那公範(元花王)の共催
わくわくしながら触発し、商品開発、マーケティングのアイディアを得る『場』です。

今回のテーマは
『時代・市場・生活価値観の変化を捉える』 定員12名です。

日時;11月29日(木)19時から21時
場所;喫茶室ルノアール 新橋汐留駅前店 会議室(2F)
https://www.ginza-renoir.co.jp/shopsearch/shops/view/18
参加費;1,500円前後実費(軽食、飲み物)
申し込みは、11月22日(木)まで、日本オリエンテーションへ。
office_j@jorien.com

2018年11月20日(火)
 そろそろ2019年
12月ももうすぐそこ、そろそろ2019年をどうするかを考えなければ、ちょっと気が早すぎるかな。
2019年はベトナムに注力したい。
70歳から76歳まで丸5年、年に4回ほどベトナムに行き、日本に留学してベトナムで企業している若い人たちを、少ない時間ながら応援してきました。
面白い芽があるのにまだ成果につながっていません。
私はいつも新しことをONすることのみで、OFFをしてONをしない、脳はついていけるが、76歳の体がついていかなくなりました。
2019年はベトナムの起業家に注力し、日本での仕事をカットして、半月ベトナム、半月日本で活動できればと思っています。

≪マツモト・商品開発ミネラル446号;アーカイブス2≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『アイデンティティー』
★気づき
 物と場所の喪失は<世界の喪失>であり、現代人はいま自らのアイデンティフィケーション(固定性)を失い「生の喪失」「故郷の喪失」に陥っている。
人間は帰属する場所を持つことで自らを定位する。情報化の進む昨今ではそれが見失われている状況にある。そのため人々は「精神的空虚」に絶えず脅かされている。
マツモトミネラル第4号1999年11月15日

★コメント
 共同体の喪失がいろいろな事件、現象を生み出している。
地域共同体、家族共同体、企業共同体、国家共同体、宗教的な精神共同体、そしてコンピュータを中心とした電子共同体。どれも共同体としては不安定である。
しかし共同体のない人間は不安である。ボランティア共同体に興味を感じます。
*広島カーブ共同体、サッカーサポーター共同体、東京マラソン共同体など新しい共同体が生まれているのでは。共同体が喪失されると新しい共同体が生まれてくる。

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■『定番』
★気づき
 差別化→差異化→微小な差異化→こだわり→定番(ラルフローレン)=文化的定番(変わらない、安心)
深さの定番(忘れていた古い記憶取り戻す、一つの小宇宙)
マツモトミネラル第4号1999年11月15日

★コメント
 ライフサイクルが短くなってきている。製品の価値に対して情報の価値のウエイトが高まっていることが一つの原因。定番商品の開発のために「やみつき」の研究が必要ではないでしょうか。
*深さの差別化=文化の差別化=哲学の差別化。
想いの差別化が消費者の心を捉える。不易流行の“不易”の価値が見直されている。

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■『非東京』
★気づき
 「むしろ、東京から離れたところで、静かにワンテンポおいて世界をみているものですから、私たちとしては情報に振り回されず、何が本質なのか落ちついてそれを見極め、判断を下すことができるのではないでしょうか。」
セイコーエプソン会長 中村慎也氏
マツモトミネラル第3号1999年11月01日

★コメント
 東京化は均一化で魅力が低下。周縁から新しいものが生まれ、東京はそれらを全国化するための中継地。周縁からの発信を。地方の企業はあまり東京に出てこない方が、特徴企業として魅力的では。
*この頃、日本経済新聞、朝日新聞の地域経済に面白いヒントがある。

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■『六根清浄』
★気づき
六根とは眼、耳、鼻、舌、身、意。意という精神面が加わっている。六根から起こるさまざまな影響を断ち切り心身の清浄と修業の無事を祈願する。
マツモトミネラル第3号1999年11月01日

★コメント
 生活が俗化、遊化、そしてモノ溢れ化の中で「聖」、「浄化」の概念がだいじ。
「水」のテーマ、「白」のテーマも浄化現象ではないか。
*自分の生活空間の中に「浄化」を取り込みたい。昔、住宅メーカーでコンサルティングをしていた時に、茶室のような浄化空間を作ろうよと提案した。今なら面白いのかな。

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■『等身的価値』
★気づき
 非現実的な憧れが強迫観念を植え付け、無理な消費を強いてきた。逆に等身大による自己肯定につながる、「肩のこらない」市場が重要な位置を占めつつある。
マツモトミネラル第3号1999年11月01日

★コメント
 緊張させない、背伸びしないそんな生活感が大事では。
*成熟社会の生き方であり、消費のありようである。地についた生活、消費、そして賢い消費が広がっている。

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■『「商品開発で、値段は大切な要素」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
 当たり前ですが、商品の値段は大切です。よく、いい商品を作ることに集中し過ぎて、値段のことを考えないで、商品の性能アップ、商品の魅力アップをしてしまい、後で、コスト試算すると、到底、買わないだろう値段になってしまうことがあります。もちろん、その商品に魅力を感じる人をターゲットを絞れば、多少高くてもいいのですが。その値段の高さで、商品のポジションがかわると思います。
値段の付け方は、日用品の場合、普通の商品の値段と比べると、だいたい、ユニットプライスが30パーセント高いくらいが、ちょっと、チャレンジして買ってみようと思える値段。50パーセント高いと、ワンランク上の商品。2倍以上になると、カテゴリーが違う値段感覚になると思います。かなり高くなると、商品力ではなくて、ブランド力になってくると思います。
商品開発で、コストを考えると、下げることができない時は、価値をつけて値段を高くすることも途中で考えないといけませんね。
忽那 公範(くつな きみのり)

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『ガンジスに還る』
 大好きなインドのヒューマン映画。死期を悟った父と、ガンジス川の聖地バラナシで息子と家族との死への交流。「解脱」による自由、死は喜びでもある、インドの死の肯定の哲学に共感するのは私の年齢のせいかも。
インドの27歳のシュバシシュ・ブティアニの映像が素晴らしい。オススメです。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第446号(2018/11/20) (c) 1999Japan Orientation
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