1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第456号

配信日:2019年5月7日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第456号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『ナンバーワン戦略』
      『近代を問い直す』
      『花王成功の一つ』
      『大リーグの基本』
      『「物」と「時」』
      『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「商品開発とマーケティング」忽那公範』

<伝言>
◆花王のヒットメーカーが伝授する社内教育・コーチング
ヒットする新製品、新事業を成功するための社内セミナー
「わくわく商品開発」講義 & 新商品、新事業についてのミニコンサル
担当コーチは、日本オリエンテーション客員研究員 忽那公範
花王で、新商品、新事業を立ち上げた元花王のヒットメーカーが立上げのコツを伝授。講義、ミニコンサルをします。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発社内研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2019年5月7日(火)
 連休明け
10連休が終わり、皆さんはどのような10日間でしたか。
息抜きをしないと息入れはできない、息入れをする息抜きができましたか。
私は映画館で映画を4本、自宅で本の整理と、溜まっている資料の整理を楽しみました。
読んでいない本が溜まっているのにびっくり、刺激をくれた本に出会い感謝、30年前のコンサルティングの資料を読み返したり、この49年の棚卸をしました。
映画は面白くない映画3本、空振りました。
日ごろ出来なかったことを、ゆっくり楽しみました。

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≪マツモト・商品開発ミネラル456号;アーカイブス9≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『ナンバーワン戦略』
★気づき
1、消費者の頭のなかに一番目に入る。
2、保持するためにはオリジナルコンセプトの強化。そして、その他のブランドすべてをイミテーション化
3、「私たちはナンバー1です」ではダメ。「私たちがこの商品を発明しました」
4、競合他社の新しい特徴、成功新商品をすぐに導入すること。
5、組織のパワーは、商品の持つパワーから生まれる。
6、マルチプランド戦略=シングルポジション戦略、1ブランド1ポジション。
マツモトミネラル第17号2000年06月01日

★コメント
 ナンバーワン・ブランド戦略です。
*ナンバーワンを目指す、それ自体がテーマです。全体で一位にならなければ、部分、部分の部分で一位を目指す。マーケットシェア・ナンバーワンに対してリピート・ナンバーワンも魅力的なテーマでは。

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■『近代を問い直す』
★気づき
 近代が捨ててきたものをもう一度人間の視点で問い直すことが必要。
近代はより早く、より効率的に、の尺度で動いてきたが、そのことによって失ったものは何なのでしょうか。
マツモトミネラル第17号2000年06月01日

★コメント
 外面ではなく内面が傷ついているのではないでしょうか。一番気になっていることは「魂」です。「魂」の回復とは。大きなテーマです。
*これからは精神価値が求められてくる。商品を機能ではなくアートにすることが大切では。

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■『花王成功の一つ』
★気づき
 経営の戦略・方針と研究開発の方向性を合わせることを徹底している。
研究所は、事業の現場から離れないようにしている。研究者は、1つの分野に強い「I型」ではなく、隣の技術も理解できる「T型」の研究者に。
マツモトミネラル第17号2000年06月01日

★コメント
 研究を中心にした企業戦略の展開が花王の強さ(風土)になっています。風土とは徹底化では。
*技術開発とニーズの開発のマッチング。独自技術で開発された製品を、消費者にとっての大変うれしい商品に転換できるかが成功を生み出す。

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■『大リーグの基本』
★気づき
 大リーグの球団が選手をスカウトする際のポイントは「何よりも肩が強く、足が速いこと。そして何よりも野球それ自体を愛していること。これらは練習によって上達するものではないからである。」
マツモトミネラル第18号2000年06月16日

★コメント
 マーケティングのプロとしての素養は何でしょうか。時代・市場・生活価値観の変化に対する強い興味感は1つの必要条件ではないでしょうか。
*プロになるには基本と練習。商品開発のプロになるには日常の練習が大切。気づく力としての直感、本質を見抜く力の直観をどう鍛えるか。

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■『「物」と「時」』
★気づき
 プラスチックを中心とする今日の物の素材が木・石・金属・ガラスと決定的に異なっている点は、プラスチックは記憶を持っていないことである。
マツモトミネラル第18号2000年06月16日

★コメント
 レトロ、骨董商品に惹かれる。アメリカ人はなぜ歴史的なもの、ことに憧れを持つのだろうか。「時」のテーマがおもしろい。
*プラスチックに愛着が持てない。桜の魅力と対照的です。「時」をいとおしむ心が大切では。

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■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「商品開発とマーケティング」忽那公範』
 マーケティングで、よく、4Pをどうするか?といった議論があります。メーカーがプロダクト(商品)を1/4で捉えているとすると大間違いだと思います。商品を売るために、4Pを考えないといけないと思います。ターゲットを考えて、値段設定、販売チャネル、広告を、どうするかを決めることが大切です。この時に、商品が魅力的でないと、ついつい、値段の議論、販売チャネルの議論になりがちです。最近、メーカーの多くの商品の議論をするときに、価格、チャネルの議論が多発していると思います。これは魅力的な商品が提案出来ていないことが根本原因だと思います。消費者にとって魅力的な商品を開発することで、まともなメーカーのマーケティングが出来るのだと思います。商品開発をしてマーケティングをする。こんな当たり前のことを、研究、マーケ、開発の各々の担当者がベースに思って、議論をすれば、消費者に魅力的な商品が多発すると思います。メーカーの原点は、魅力的な商品開発だと思います。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『アベンジャーズ エンドゲーム』
前作を観ていなかったが、おもしろかったです。インフィニティ・ストーンを手にしたサノスの粛清によって、アベンジャーズもその影響下にあり、半数が塵と消えた。量子世界の時間概念を活かし、サノスが指を鳴らす以前へと移動して、目的の達成を阻止しようとする。総力戦と達成感、喪失感が共感。
『僕たちのラストステージ』
ピークを過ぎた二人のコメディアンの最後のチャレンジ、コメディーに対する興味が薄いのでピンと来ない、コンビの友情がテーマなのかもしれないが琴線に触れない。
『シャザム』
ストーリーがつまらない、子供騙しで観ていてイライラ。
『麻雀放浪記2020』
最悪だった、阿佐田哲也の世界をぶち壊し、大イライラでした。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第456号(2019/5/7) (c) 1999Japan Orientation
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