配信日:2019年5月21日
‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・
■□ 第457号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『花王のマーケティング理念は「消費者とのインテリジェンスの交換」』
『神話の世界を表現する五つのモニュメント』
『ファンタジー』
『地球環境時代の企業』
『「構想力」と「直感力」』
『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「過去の失敗商品を見直す」忽那公範』
<伝言>
◆花王のヒットメーカーが伝授する社内教育・コーチング
ヒットする新製品、新事業を成功するための社内セミナー
「わくわく商品開発」講義 & 新商品、新事業についてのミニコンサル
担当コーチは、日本オリエンテーション客員研究員 忽那公範
花王で、新商品、新事業を立ち上げた元花王のヒットメーカーが立上げのコツを伝授。講義、ミニコンサルをします。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com
2019年5月21日(火)
ハノイにて
19日からハノイに来ています。
19日は39度の熱波、空港に着いたときに熱の圧力を感じました、20日は32度、外に出るのがしんどくなるような暑さです。
この暑さの中で毎年7%前後の成長しているベトナムの熱を感じています。
この5年、毎年数回ベトナムに来ていて、会う人たちの話は教育がテーマです。
19日夜も、日曜日にかかわらず会いにきてくれた人も、教育の新提案の話を熱心に語っていました。
ベトナムの教育熱心の源は、ベトナム戦争時に日本に留学したドンズー(東遊)学校の校長先生が、ベトナムを豊かに、幸せにするために優秀な若者を、日本に多数留学させたことです。
私が応援している、日本に留学して、ベトナムで起業している人たちは、東大、東工大、阪大、東京農工大、電気通信大学、豊橋工科大、千葉大などを中心に国公立大学の卒業生たちです。
頑張って欲しいと応援しています。
*今メルマガをFacebookと今までのメールと並行して配信、その後はFacebookに集約しようか思案中です。
Facebookでの購読をされる方は、以下リンクからFacebookグループに参加してください。
日本オリエンテーションFacebookグループ参加へ
≪マツモト・商品開発ミネラル457号;アーカイブス10≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。
■『花王のマーケティング理念は「消費者とのインテリジェンスの交換」』
★気づき
商品に情報をつける。これが今後の花王の追求すべき方向だ。その情報もむしろメーカーが気が付かなかった情報を、消費者の声を参照して。消費者の発見の喜びにつながる商品は情報が雪だるま式に加えられていく。
マツモトミネラル第19号2000年06月30日
★コメント
商品が市場に「感染」していくために必要なモデルでは。
*消費者の生の声を収集し、消費者に発信をしていく。メーカーから消費者へのタテの発信は効果が低くなり、消費者同士のヨコの情報交換が重要になる。消費者・メーカー・消費者はナナメ情報の交換では。
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
■『神話の世界を表現する五つのモニュメント』
★気づき
「地」「水」「火」「風」「空」は世界及び宇宙を構成する要素として古代インド、中国、ギリシアなどの神話で紹介されている。
マツモトミネラル第17号2000年06月01日
★コメント
「地」「水」「火」「風」「空」は商品開発のヒントの宝庫では。
*地、水、火、風、空は生活の根っこでは、もっと本質を掘り下げていくことが必要では。
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
■『ファンタジー』
★気づき
機能よりももっとだいじなことがある。それは世界に異物を持ち込むこと、ファンタジーが欲しい。
マツモトミネラル第21号2000年08月01日
★コメント
自由奔放な想像、 空想、幻想を私の中に生き返らせたい。
*リアルとファンタジーを架け橋することができないか。
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
■『地球環境時代の企業』
★気づき
1)人間の生存条件が企業の生産条件を規定する
2)商品を不安に思う市民の権利を社会が重視
3)人間のミスを前提とした安全対策
4)商品や技術に社会の質を高めるようなものが求められてきた
5)生産手法に対する考え方が変わってきた。良質のものを作ればよいということだけでなく、自然のサイクルに合わせる。
経済評論家内橋克人氏
第21号2000年08月01日
★コメント
いろいろな企業が同時に消費者に不安を発しています。内橋さんの時代を見る眼に感心しています。時代のフロントランナーです。ぜひ内橋克人さんの本を読んでください。
*消費社会から市民消費社会へ、消費者にとって価値あるだけでなく、消費者と社会にとって価値あることを提案をしなければいけない。いまこそ内橋さんの本を再読したい。
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
■『「構想力」と「直感力」』
★気づき
ロゴスとパトスが、お互いの中に潜むより良い力を、お互いが他方のための媒体となって引き出すことによって、そこからロゴスとパトスを越えた「あるもの」が生まれる。
集団的構想力はロゴス、理性一辺倒のものとみなされやすい。
マツモトミネラル第22号2000年08月11日
★コメント
直感、主観が新しい「あるもの」を生み出す原動力です。自分の主観を他者とキャッチボールをして交感、共感、実感していくことが「あるもの」を生み出すプロセスでは。
*物理学の世界も主観がスタート、主観に矛盾がなければ客観になる。主観を磨き、検証をしていくことが大切では。
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「過去の失敗商品を見直す」忽那公範』
新しい商品を考える時に実行した方がいいのは、過去に売れると思って売れなかった商品をよく解析するといいと思います。過去に売れると思ったということは、何か新しさ、技術が盛り込まれていると思います。過去は、商品の仕上げ方を失敗したか、時代が早かった。すなわち、世の中の人の常識から先過ぎた商品提案をしているのかもしれません。
20年前に、泡で出てくる洗顔料を出しました。まったく売れなかったです。その原因を考察すると、当時は、顔をゴシゴシ洗うのが常識の時代。今は、ネットで泡を作って泡を顔にのせて、泡で洗う時代。消費者の常識が変わっています。
よく、いろいろなアイデアを出している時に、過去に失敗したからダメという会話があります。仕上げ方が悪かった、消費者の常識が違うといった原因であれば、もう一度商品化をチャレンジするといいと思います。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/
・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・
◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『最高の人生の見つけ方』
監督;ロブ・ライナー
キャスト:ジャック・ ニコルソン、モーガン・フリーマン
たまたま 本を読んでいてくたびれて 機内で映画を観た。
余命6ヶ月の二人の出会いで、生きている最後にチャレンジ。
最後は面白いやつと、面白いことをして人生の決算をするのもいいのかな。
死の一ヶ月前にやりたいこと書き、実行したいなと思う。
そのためには癌しかないか、しかし我が家は癌家系ではない。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
■■■.......................................................................................‥‥・・
■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第457号(2019/5/21) (c) 1999Japan Orientation
・‥‥.......................................................................................‥‥・・