配信日:2004年05月18日
第112号
薔薇、ばら、バラの魅力
5月17日 夜仕事が終わって、友人のバラ園に行って来ました。数百種類の
バラがあり、個人の域を超えた素晴らしいバラ園でした。庭のバラ見のテー
ブルに座り、スポットライトにあたったバラを観賞しました。咲き誇って
枯れかかったバラ、花盛りのバラ、色っぽく咲き始めのバラ、まだつぼみの
初々しいバラ。庭全体がバラの香りでした。
バラの魅力は、ゴージャスだけど清廉、清純だけど娼婦などの両面の魅力
なのでは?
市場探検隊は疲れて楽しい
5月11日 世田谷探検隊に行って来ました。
都市型のちょっと上目の品揃えをしているスーパーを中心に、世田谷区
小田急線、世田谷線、京王線沿線のスーパーと街を探検に行きました。
11日、小田急線の経堂15時集合。歩きで豪徳寺、世田谷区役所、松陰神社前、
上町へ。世田谷線で上町から下高井戸へ、京王線で下高井戸から芦花公園、
芦花公園から祖師ヶ谷大蔵まで歩き。
世田谷は、昭和の初めの郊外開発として居住した1代目とその前からの農家。
2代目、3代目の相続時に分割され、そこにアパート、マンションが建ち、
都心に近く、便利な生活を求めていた若い世代が混存している街で、活気が
ありオピニオン的消費がされている地域です。
オピニオン・ターゲットのサクセスをつくるには魅力的な場所では。
探検終了後「うな鐵」でウナギ三昧。疲れたけれどおいしかった。
探検とは「探検の探は、手を火の穴に入れて注意して中を探る、探検の検は、
気の札を集めるようにいろいろなことを集める」、また「どのように準備
しても臨機応変に対応する」のが探検です。旅行ではなく旅に近いイメージ
ではないでしょうか。
だから予期しない発見があるのでは。
アフリカに「行こうよ」
今回のアフリカ行きのプロデューサー、子ども調査研究所の近藤純夫さんから
計画が送られてきました。
JAN-KEN(日本-ケニア)SAFARI のご案内
今年の Jan=Ken サファリはついに13回目になります。昨年のSAFARIでは、
通常のサファリコースの他に、ピーター(現地の親日家)のご厚意で彼の田舎
(ヴィクトリア湖のほとり、Ngeta村)でのウルルン風滞在を実現することが
できました。ヴィクトリア湖の魚ティラピアの唐揚げ、ビールのつまみに
ピッタリのOmena、山羊のモツ煮込み、など素晴らしい味覚を堪能しました。
村の人たち、子ども達にも大歓迎され素晴らしい2日間でした。電機がない生活
と聞いて心配しましたが、なんと空気が澄んでいるせいか月と☆の灯りだけで
十分明るいのです。びっくりしました。今年もこうした通常ではできない体験を
企画しています。
去年からエミレツ航空が関空に乗り入れ、時間的にも費用的にもだいぶ楽になり
ました。そこで、B班は13泊16日の長期のプランになりました(例年より2日長く、
費用は同じ程度)。またお忙しい方のためにA班の短期コース(連休を利用した
8泊11日=40万円程度)も作りました。ぜひ参加してください。
例によって、出発2ヶ月前くらいからスワヒリ語会話を初め、アフリカ勉強会を
始める予定ですので、また改めてご案内いたします。サファリに参加できない方
もぜひいらしてください。日程は後日…。
10月1日(金) 夜羽田から関空発、11日帰国のA班と 16日帰国のB班の2通りが
あります。詳細スケジュールが出来ていますので興味ある方はご請求ください。
今までに7才から70才までが参加されたそうです。
私はアフリカの地平線と、日の出、日没の音、そして動物と人間が共住している
有様を見たいと思っています。行こうよ。
スケジュール問い合わせは MailTo:webmaster@jorien.com
マイ・カレンダー
12日(水) 午前、8年前に日本オリエンテーションを辞めて、お母さんになった
Oさんが来社、昔話に花が咲く。午後魅力研究会の再会についての話し合い。
夜、子ども研究所の近藤さんと「アフリカ」行きの打ち合わせ。企業の商品企画者
も参加。5日休暇を取れば行けるのだから、行けば思考の飛躍になると強引に勧誘。
13日(木) ワコールの展示会を見に行く。・・・に興味を感じ、早速買いに行く。
バイク用のを15日(土)にゲット。早速日曜日のエアロバイクで使用してみました。
体が軽く感じました。夜「だべる会」。今回は参加者が少なかったのですが、話は
充実。メモ作成中、ご希望の方は MailTo:webmaster@jorien.com
14日(金) 午前中健康診断。超音波診断が長く感じ、私の肝臓は大丈夫なのか心配。
夜友人のバラ園へ。ほろ酔いでバラ鑑賞。
16日(日) 早朝一番で映画「キル・ビルVol.2」を見に行く。クエンティン・タラン
ティーノ監督の映画作りへのサービス精神の昇華で、前回の「キル・ビル」より
楽しい映画でした(前回はあまりにもいろいろ取り込みすぎてバラバラ感が強く
なってしまったのでは)。
映画の帰り事務所でマツモト・ミネラルづくりなどいろいろな仕事。
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
■『変われば変わるほど変わらない』
★解 説
見かけ上の変化が激しいものほど、その本質は変わらない。
★ミネラル
不易流行の不易発見が大事な時代では。変化に対して本質を深める
ことも重要では。見かけには気をつけなければ。
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■『木村拓哉、キムタクの魅力』
★解 説
掛け値なしにかっこいいドラマの木村拓哉と、コントをやるキム
タクがいる。キムタクというブランドは、コアを維持しながら微妙
にちょっとずつ変わっている。成熟していない、少年だけに許され
るぶっきらぼうさ。内面的にきわだったひとより、きわだった欠点
がないひととはながく一緒にいれる、そんな感じ。 朝日新聞2003.05.30
★ミネラル
普通で両面性があることが長続きのポイントでは。ロングセラー
かを考える時のヒントでは。
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■『懐かしさ』
★解 説
「新人の革新的な作品が感じさせる新しさの中に、我々は必ず懐
かしさを感じる。なぜなら忘れ去られた先行作品(の影響)がある
からだ。懐かしさがあればこそ、我々はその作品をもてはやす」
筒井康隆「小説のゆくえ」
★ミネラル
革新の中に懐かしさを。革新が受け入れられ時には必要かもしれ
ない。私の開発経験でも革新と懐かしさをハイブリッドにしなくて
の失敗はありました。革新的であればあるほど懐かしさが必要にな
るのでは。
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■『21世紀は』
★解 説
21世紀は機能性よりもむしろ装飾性を中心に据えたネオ・ネオ・
バロックの時代になる確立が高い。
鹿島茂フランス文学者 日経新聞2000.05.12
★ミネラル
ネオバロックとは内装、柱などが装飾性の豪華な建物などを指し
ます。室町・鎌倉時代の「バサラ」に何か共通するモノがあります。
人の目を驚かすような派手な衣装や粋な振る舞いが当時の美意識、
価値観でした。日産の「バサラ」もこんな変化を捉えようとしたの
でしょうか。
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■『ダウンサイジングにっぽん-少子高齢化の衝撃』
★解 説
労働に適した年齢を15歳から65歳未満としているが、「70歳まで
働くことが選べる社会」へ。どの時代も平均寿命の6割を働いてきた。
人生80年時代は22歳から70歳まで48年間働く社会的概念に変える。
働き方が大企業で、規格大量生産の1分野から多様になり、多国間の
工程分業が強まっている。
これが進展すれば、人口が減ると1人あたりの所得が増え、経済と
文化が発展する。生産性の低いところから高いところへ(場所、職業)
人々が集中し、1人当たりの所得が増加して生活に余裕ができ、工芸品
の生産が盛んになり芸術、娯楽が起こる。生産性の低い方の保護から、
高い方に政策を取ることが必要。堺屋太一 朝日新聞2002.05.11
★ミネラル
高齢化を悲観する必要はないのでは。経験を生かす多様な働き方が
これから必要になるのでは。老害ではなく、経験が輝く役に立つ仕事
とは。私も考えなければ。
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第112号 (2004/5/18) (c) 1999 Japan Orientation
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