配信日:2004年08月03日
第117号
★夏の花
さるすべり、のうぜんかつら、たちあおいの花が猛暑の中で咲き誇っ
ています。
のうぜんかつら、たちあおいを見ると、宿題の「夏休みの友」の表紙
の子どもの絵を思い出す方もいると思います。ショートパンツ、ラン
ニングシャツ、虫取り網、ピケの夏帽子。
私は、さるすべりの花が大好きです。
真夏の午後の、ちょっとかったるく、だらーんとした時に見る、さる
すべりの花が好きです。
★「ザ・スタンド」に熱中
この暑いなか、スティーヴン・キングの「ザ・スタンド」(文春文庫)
を今熱中して読んでいます。
最先端医学で対応できないウイルス(フルー)がアメリカ全土に蔓延
し、大多数の人が死んでいく。生き残った人たちが、家族、友人、仲
間など失い、その関係喪失の描写がS・キング物語の読みどころでも
ある。
少数の生き残った人が、新しい関係の構築を計りながら再結集してい
く。3巻目の237ページのところで、まだどのように展開していくの
かは見えません。読み手の想像力を圧倒するキングの世界はまだまだ
予断を許さない。
ワクワクドキドキです。ぜひ一読を。
私のS・キングお気に入りは「IT」「ニードフルシングス」「グリー
ンマイル」「クリスティーン」。人間の深層をとらえた構想力と物語力
はワクワクです。
関係ないことですが、養老猛司さんもS・キングの愛読者だそうです。
★マイ・カレンダー
7月20日(火)21日(水)大阪へ出張。20日K社のKさんと食事。
商品からソリューションへで話が弾む。
21日 日本オリエンテーション客員研究員の大西さんと、円山公園
そばの、京都菊乃井本店で昼食。京都の庭を見ながら2時間かけての
食事は格別でした。仲居さんから旦那さんと呼ばれびっくりして、照
れる。食事もはしり、旬の素材で満足。最後に大西さんの提案でシン
グルモルトウイスキーをストレートで一杯。満足満足。たまにはこん
な楽しみもしなければ。3社の方々といろいろ話が出来て楽しい出張
でした。
22日(木)午前中HPの打ち合わせ。午後コンサルティング。コン
サルティングも最終に近づいてきたので成果が気になっています。
夜は情報機器メーカーの若手開発担当者3人と食事。毎日アイディア
提案の話に共感した人がいて翌日アイディア提案メールがあり、反応
があることは楽しいですね。
23日(金)「チャンス発見コンソーシアム」に参加。定性データを
定量的に可視化して分析する「キー・グラフ」の演習。チャンス発見
のツールとしてなかなか有益でした。
商品開発にぜひ生かしていきたいと思っています。
何かの機会にみなさんにもご紹介できればと考えています。
24日(土)「土・日初回の映画を見に行く」一人行事。
「ダンスカンパニー」を見に行きました。ロバート・アルトマン監督
がバレーをどう映画にするのかの興味大ありでした。渋い、淡々とし
た物語でした。
25日(日)月1回の、日本陰陽学会に出席。易経の話を聞きました。
易簡(いかんと読み、根本は陰陽にあり、簡単明瞭)、変易(へんえ
きと読み、森羅万象変化をし続ける)、不易(変化にも不変の法則が
ある)などの、「易経の3つの義」に興味を感じました。おもしろい
会ですよ。
26日(月)午後2社の企業の方が来社。現在の課題について20時
過ぎまでディスカッション。
27日(火)28日(水)「商品開発プログラムのたて方」セミナー。
12時間の講演。参加者は50人。初日はアドリブの切れがちょっと
悪かったかな。
29日(木)コンサルティング開始の企業との打ち合わせ。
ターゲット基点で事業革新をしていくテーマで興味津々です。
夜、国立能楽堂に「怪談狂言 耳なし芳一」を見に行く。いろいろの
ジャンルの人たちの競演で、新しい狂言を見せてくれました。若い方々
も来ていて新鮮でした。
30日(金)コンサルティング「商品開発塾」開始の打ち合わせ。
ちょっと忙しくなりそうです。急がしい時ほどいろいろ外部の刺激を取
り込まないと、発想が貧弱になってしまうような気がします。新宿伊
勢丹によって、初めてのフレグランスを購入しました。
おもしろいおじさんになる香りを買ってみましたが、どう使って良い
のか戸惑っています。
31日(土)新コンサルティング・プログラム「センスメーキング」
の打ち合わせ。
夜、バンダイ花火納涼パーティーに。新社屋からの花火見物。間近で
見る隅田川の花火は迫力と可憐さと、華やかさと夏がミックスしてい
ました。夏も楽しく、いいものですね。
8月2日(月)3日(火)大阪へ出張。暑さも楽しみたいと思ってい
ます。
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
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■『健康商品開発の視点』
★解 説
生活者の求めている健康生活メリット(期待効用)から考える
ことが必要です。
・魅力的なターゲット開発。中高年、女性と将来の大人としての
子ども
・健康、快、美の重なるマーケット
・ポジティブヘルス訴求
・楽しい健康
・ケアー、キュアー、生活改善
・アンチケミカル、物理学の活用を
・オルタナティブ医療(ハーブ、東洋医学)
・自然力の開発
★ミネラル
日本オリエンテーションの健康マーケティング研究で、新しい
健康魅力の開発視点を検討しています。興味のある方はお問い合
わせを。
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■『子供服はポップアート』
★解 説
子供服はかつてはフレンチ感覚の落ち着いた色合いが売れると
された。しかし、子供たちが日常接している世界はたとえば、あ
め玉のようなカラフルな世界。自社の商品をポップアートだと言
い続けている。アートであればこそ飽きられないし、価格は多少
高くても売れる。文具についても「文具専門メーカーの文具」で
はなく「ファッション屋が作った文具」が新鮮。品質や価格を下
げないようにする努力が欠かせない。
ナルミヤインターナショナル社長 成宮雄三 日経MJ2002.8.13
★ミネラル
アートに出来るかがこれからは大事では。
アートにするとは?
生命観をアートに出来ないか?
生命観をアートにするとは?
どうすればいいのでしょうか?
???メモです。
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■『温暖化による生態系の変化』
★解 説
100年後には二酸化炭素濃度が2倍になる。実際に濃度を高く
した実験では、植物が巨大化した熱帯雨林が出現し、成長スピー
ドが早くなりすぎ、栄養成分や生命力が低化して、食物連鎖を壊
してしまう可能性がある。 朝日新聞2002.8.1
★ミネラル
今年の暑さは格別です。来年の真夏は超えられるのかと思って
しまう暑さです。温暖化は生命力を低下させる可能性があるのだ。
生命力の回復を基点にもう一度生活、環境を考えてみる必要があ
るのでは。
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■『4対4対2の事業バランス論』
★解 説
4割は、自社が得意な事業を高い効率で行い、高い利益率を確
保する。次の4割は、頑張れば利益もある程度出せるような、少
し新しいことに挑戦する。最後の2割は、若干赤字になってもい
いから、将来の布石になるようなことに取り組む。それで利益と
成長の二事を徹底。こうした手法が広がれば、極端な会社ごとの
リストラや社会全体のリストラがなくても、スムーズで継続的な
成長が実現できるはずだ。
キャメルヤマモト(人材コンサルタント)朝日新聞2004.3.20
★ミネラル
現世の利益のみ追求している現状が気になります。4対4対2
の割合が最適なのかはわかりません。その企業企業にあった構成
は必要だと思いますが、考え方は共感です。現在の収益尺度だけ
で捉えると企業が細ってしまうのではないでしょうか。
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■『資産価値の再評価』
★解 説
売上高、経常利益、株主資本利益率、経済付加価値の財務的評
価基準に対して、企業の顧客企業消費者との「結びつきの強さ」
などの「信頼」。企業やその製品が社会全体の中で持つ価値(社
会的ニーズへの対応、社会適合性)。高い生活水準を実現するた
めに社会的需要に応じて、製品、技術、環境問題などの企業の取
り組みを社会的責任に結びつけ、社会的価値を高めれば、企業の
信頼も高まるという好循環になる。
竹内佐和子東京大学大学院技術経営プログラム教官
日経新聞2004.3.18
★ミネラル
マーケットシェア、マインドシェアに対してハートシェアが大
事になるのでは。まだハートシェアをどう捉えるかの尺度が明確
にはなっていませんが、商品を通して企業消費者との「結びつき」
「信頼」尺度が重要では。
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第117号 (2004/8/3) (c) 1999 Japan Orientation
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