配信日:2004年10月05日
第121号
★アフリカにいます。
10月1日から15日まで、アフリカン・ライフを楽しんでいる予定です。
15年前に筑波大学の文化人類学者の方から、アフリカへ行くと生き方
が変わりますよと言われ、行きたい行きたいの15年でした。
人間が自然をコントロールしているのではなく、自然の中に人間が包
まれているのだという実感が得られれば素晴らしいと思っています。
大地を揺るがす日没、日の出をぜひみたいと思っています。
しっかり感じてきます。
みなさんにどんな土産話が出来るか、お楽しみを。
★新事務所へ
9月24日(金)に事務所を下記に移転しました。
新事務所
住所:〒113-0024 文京区西片1-14-15 セドルE
電話:03-5802-4151(今までと同じ番号です)
下車駅:都営三田線・大江戸線春日駅、丸の内線・南北線 後楽園駅
★マイ・カレンダー(9月21日?10月5日)
9月22日(水)メーカーと流通のコラボレーションによる、新商品開
発のあり方についてアドバイス。両者の強さを認識して、「強・強」
の土俵で開発することが重要ではないか。
午後から引っ越し計画。いろいろな企業の方とお会いできることを
優先に部屋割りを考えています。
23日(木)引っ越し準備。捨てるを優先。ほこりが喘息を刺激して
います。
24日(金)事務所の引っ越し。事務所というか棲家(すみか)にした
いと思っています。引っ越し屋さんの若い人たちはよく動きますよね。
みんな大変な仕事を、楽しくやるようにいろいろ冗談を飛ばして仕事
をしていました。楽しくしないとチームワークがとれなくなってしま
うからかも。
引っ越し最中にO社のDさんが陣中見舞いに来てくれました。引っ越
し荷物の中での話もなかなか楽しかったです。
ありがとうございました。
25日(土)疲れていましたが気分直しに、「土・日初回の映画を見に
行く」一人行事。
シャンテシネで「父、帰る」をみる。内容がよくわからない映画でし
た。しかし眠らなかったですよ。
アンゲロプロスの「シテール島への船出」に何か似ている感じがしま
した。
見た方がいるようなら、感想をぜひお聞きしたいですね。
27日(月)内部ミーティング。整理。夜、HPの今後について専門家
のKさんと話し合い。
28日(火)アフリカ行きの最終打ち合わせ。3人の珍道中ですが、楽
しみを膨らませるための打ち合わせでした。
29日(水)大阪のM社のSさんがお見えになり、持参の昼飯を食べな
がら話をしました。
食育は何かお上の上からの匂いがする、食楽の方がいいのでは。多様
の時代の中で、多様と言う表現より「襞」という言葉の方がぴったり
するのでは。「小さな襞」を発見し、市場化することが必要ではない
か。
夜、10時近くまで、新コンサルティングプログラムについて、客員研
究員の人と打ち合わせ。
30日(木)コンサルティング。ターゲットの事実情報に基づくターゲ
ットの明確化。バリューチェーンを詳細に分析して、既存事業モデル
の問題点を抽出。
10月1日(金)健康テーマ開発のカウンセリング。
アフリカへ出発。夕方(時間未定)羽田発
関空発(23:30 EK719)…04:55(翌日)Dobai着
10月2日(土)Dobai発(08:10 EK720 )…12:05 Nairobi着
ホテル(Nairobiサファリクラブ)チェックイン
昼食(アフリカンレストラン)、Nairobi市内自由行動(小学校訪問、
買い物、ボーマスオブケニア、カレンの家、孤児動物園など)
夕食(Chinese)Nairobiサファリクラブ 泊
10月3日(日)朝食後、マサイマラに向けて出発。
昼食(Figtree Lodge)ロッジ内でゆっくり、イブニングサファリ、
夕食、マサイのダンスショー
10月4日(月)5日(火) 早朝サファリ、ロッジでポレポレ、
夕方サファリ、マサイ部落訪問
アフリカを楽しく、アフリカで変化を体験してきます。
来年はみなさんも行きませんか。
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
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■『ファンキータイム』
★解 説
カールマルクスは正しかった。現代における主要な生産手段は、人
間の脳。
未来の競争は古いルールをぶちこわして新しいルールをうち立てるこ
とになるから、人間の脳はコンピューターに超えられることはない。
「人間は依然として最もすばらしいコンピューターである」
ジョン・エフ・ケネディ
価値は形のない無形のものに宿る。新車の価値のおよそ70%は無形の
ものに宿っている。GEの利益の2/3は金融、情報、サービスから生
まれている。
第3の知識革命は100万単位のウェッブサイトで「スケールとスピード」
で今までとはまるで異なる。知識は鎖国が出来ないグローバルなもの
である。これらの知識は一瞬のうちに世界に広まる。
従来のヒエラルキーの組織に、変わりのプロジェクトごとのチームを
組織することによりボーダーレスな組織コンセプトが評価される。
(クジラをいるかの群に変える)
知識は鮮度が大切で、腐りやすい、知識をミルクのように大切に。
現代ビジネスの主役は時間と才能。両者をマネジメントする能力が競
争を制覇する。そのため人間を扱う能力がライバルに差を付ける。
人間のヴァージョンアップが大切。悠々急ぐことが大事。
「確実なものは必ず不確実に」「あり得ないことがあり得る」未来を
根本的に左右するのは、答えではなく、疑問の方だ。
本「ファンキービジネス」(博報堂)より
★ミネラル
なかなかおもしろい本です。ヒジョーシキ人間にカイシャを開放せ
よ、と叫んでいる本です。「確実なものは必ず不確実に」「あり得な
いことがあり得る」の考え方には大賛成ですが、不確実、あり得ない
ことに気づくヒジョーシキをどう身につけるのか。ヒジョーシキな人
と仲間になることが一番早いことでは。
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■『リアル』
★解 説
絶対的事実などない。あると一神教的世界になる。事実などない。
私が感じる、共感できる事実がある、または多様な事実があり、その
中から私の感じる事実があり、そこから多様な仮説が生まれる。
自分がまずあるのではなく、他者がまずあり、そこから自分が生まれ
る。そのことは社会を考えるときに重要な概念では。
★ミネラル
「絶対」と言うことに抵抗を感じます。リアルという事実があるの
ではなくて、関係があるのでは。多様は21世紀の一つのキーワードで
す。細かな襞を感じ取る感性が大事になるのでは
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■『工業化社会が失った諸価値』
★解 説
工業化社会が見失った価値は、競争社会にない相互扶助。老人が尊
敬される。子供たちはいつもニコニコ笑顔を浮かべている。宗教があ
るにはあるが、かなりユルイ。のんびりしたテンポの日常。生活に過
不足がないから侵略戦争はしない。現金がなくても穏やかで豊かな生
活。大家族。循環型経済。懐かしい未来へ
「ラダック懐かしい未来」(山と渓谷社)
★ミネラル
魅力的社会です。工業化社会でもぜひ取り込みたい概念です。理念
型企業のあり方でもあるのでは。
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■『人間の生理機能はすべて自然環境向きにできている』
★解 説
木に触れたり木の香りをかいだりすると緊張がとけ、ほっとする。
つまり昔の状態に戻る。
木が快適なのは単なる好みの問題ではない、木とともに生きてきた人
間の肉体の現実だということ。木の魂に触る。
★ミネラル
都市化している中で、自然との接点をどう高めるかが開発のテーマ
では。自然との回路の構築がチャンスになるのでは。
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■『「和」を考える』
★解 説
・「和」の見直しの背景。
進歩概念(父性)の終焉。それに対して循環(母性)という概念が。
初詣の中に循環の概念があり。真っ暗のなかで火をおこすというこ
とが誕生。
・人と物の関係が「機能性」から「精神性」へ(精神性と機能性)
精神性をどう表現するのか、どんな精神性が感動を呼ぶのか
・日本美?単純、純粋、透明性、柔軟性、1回性/断続性
過剰に対してそぎ落とす。
機能としてのモノに対して存在しているモノ。
・いま
「和」の言葉の意味が問われているのでは。
「和」は自分の内の中にあるのでは。
★ミネラル
「和」の意味を広辞苑で引いてみました。
・なごやか。おだやか。ほどよい。「和気・柔和・温和・違和」
・やわらぐ。なごむ。仲よくする。仲なおり。「和をもって貴しとなす」
「和して同ぜず」「和を乞こう」「和平・和解・和議・平和・協和・
講和」
・声や調子を合わせる。応ずる。こたえる。「和して詠ずる」
「和音わおん・かおん・和韻・調和・唱和」
・あえる。ほどよくまぜ合わせる。「混和・中和」
二つ以上の数を加えて得た結果。「5は2と3の和」「総和」イメー
ジを拡げてみませんか。
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第121号 (2004/10/5) (c) 1999 Japan Orientation
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